「音威子府~札幌」Rきっぷ「サロベツ4号/ライラック30号」指定券・他

Rきっぷです。
札幌方面座席指定券

札幌方面の指定券。旭川乗り継ぎなので2列車分です。

美深方面指定券

こちらは「宗谷」で札幌直通なので1列車分となります。

音威子府から札幌往復のRきっぷです。美深駅では音威子府から札幌のRきっぷ、名寄から札幌のSきっぷを販売していますが、端末がないため常備券での販売となっています。

常備のSきっぷは以前にも紹介したことがありますが、JR北海道のRきっぷとSきっぷは見栄えはほぼ同じで大型の常備軟券の真ん中を切り取って往復使用するスタイルです。

Sきっぷ「深川~札幌」(常備券・石狩沼田駅発行)
札幌~深川間のSきっぷです。その道?の方にはあまりにも有名な留萌本線の石狩沼田駅発行。数少なくなった常備券です。秩父別にいたのですが、深川でSきっぷを買おうと思ったものの、石狩沼田駅で常備が販売されて...

なお、Rきっぷは夏料金と冬料金があり、冬のほうがやや高くなっています。常備券も夏料金用と冬料金用の2種類が用意されています。

JR北海道で常備のRきっぷが販売されているのは美深のほかに石北本線美幌駅もありますが、美幌駅は指定席券発行の取り扱いがなく、常備券のRきっぷでかつ指定券発行可能なのはここ美深がおそらく唯一となるのではないでしょうか。

というわけで指定券も同時に発行。料捕による料金補充券となります。
旭川で途中下車しない限り「サロベツ」と「ライラック」で旭川での特急2列車乗り継ぎが可能ですが、マルス券だと2枚になるところが、料捕だと1枚にまとまっており、かえってスマートに見える気もします。
発券には最低でも30分程度見る必要があるため、余裕をもって注文しましょう。

なお、Rきっぷは3月13日で発売終了のため、このきっぷもあと2か月弱しか発売していないことになります。
気になる方はお早目に。

美幸線の面影

美深駅観光記念きっぷ

美深駅観光記念きっぷ。もちろん記念券で正式な「きっぷ」ではありませんが、「美深~仁宇布」のデマンドバスのおまけとしてきっぷ扱いで窓口販売しているのが面白いところ。

1/16の記事の続き)

美深駅は国鉄時代、美幸線を分岐していました。美幸線はもともとは美深から枝幸までを結ぶ鉄道として建設されましたが、開業したのは美深から仁宇布まで。

その美幸線を有名にしたのは、「日本一の赤字ローカル線」という肩書。
なんせ沿線は特に大きな集落もなくひたすら北海道の原野を進むのみなので、とにかく人が乘らない。

北海道「日本一の赤字路線」の先にあった幻の鉄道 全線完成間近で中止された「美幸線」の未開業区間
いまの50~60代以上の世代なら、鉄道マニアでなくても「美幸線(びこうせん)」という鉄道路線の名前を覚えている人は比較的多いのではないだろうか。「日本一の赤字線」という二つ名とともに。美幸線は北海道北...

営業係数は最悪4783(1983年度)、要するに100円儲けるのに4783円かかるということで、輸送密度も32人/キロ・・・ってあれ?

芸備線(備後落合~東城)

  • 営業係数:9945
  • 輸送密度:19人/キロ

・・・芸備線のほうがひどくないか?

今回、「美深駅観光記念きっぷ」ということですが、「仁宇布デマンドバス乗車記念券」とあります。

仁宇布デマンドバス乗車券

仁宇布デマンドバス乗車券。「美深駅観光記念きっぷ」の価格550円は実はこのデマンドバスの乗車券の運賃になります。有効期間は無制限なので、後日訪問して乗車することも可能です。

「美深駅観光記念きっぷ」の実態は、美幸線廃止代替の「美深~仁宇布」のデマンドバス乗車券。そのおまけとして先の台紙付きの記念硬券がついています。
なお、このデマンドバス乗車券は有効期間がないため、いつでも乗車可能。ただし「デマンドバス」なので、事前に予約が必要です。日曜は運休なので要注意。
このあたり、また美深にきてもらおうという意図があるのではないでしょうか。

トロッコ乗車記念券

トロッコ乗車記念券。トロッコ乘らなくてももらえます。

そんな美幸線ですが、現在は仁宇布駅で廃線跡を利用した「トロッコ王国美深」があります。

トロッコ王国美深 – トロッコ王国の公式ホームページ

春~秋の営業なので冬はありませんが、レールの上を約5km、トロッコに乗ることができます。
先の乗車券とセットでまた美深にきてもらおうという(以下略

北海道の冬は暗くなるのが早い

サロベツ4号入線

サロベツ4号入線が美深駅に入線。ホーム向かいは美幸線乗り場でした。

定刻よりやや遅れて美深駅に「サロベツ4号」が到着。まだ15時半ごろですが、あたりは既に薄暗く、既に夕方となっています。
車両は4両編成。キハ261系0番台車。既に登場から25年が経過していますが、特に置き換えの話もなく、宗谷本線の主力として現在も活躍中です。
なお、この「サロベツ4号」と折り返しの「サロベツ3号」は閑散期の平日は運休なので注意が必要です。

美深で10人ほど乗車。

北海道らしい景色。

音威子府以北ほどではありませんが、北海道らしい雄大な川と丘陵に囲まれた形になっています。

エゾジカに注意しながら時速80km/h程度で快調に走行。山際はシカが多いせいかやや徐行するようです。この徐行もあってか遅れはやや拡大して名寄に到着。

ここからは時速110km/hで快調に飛ばします。

内装。

どちらかというと色彩の統一感が強めのキハ261系0番台車。以降のJR北海道の特急型車両の内装の基本となっています。

名寄を過ぎるとほぼ真っ暗なため、車窓はあきらめ、リクライニングを倒して休むことに。
車内はおそらく登場時からそれほど手が加えられていないように見えますが、それほど陳腐化したように見えないのは元のデザインが優秀だったからなのでしょうか。

旭川駅

旭川駅での乗り換え。ホームの向かい側にライラックが客待ち中。

「サロベツ3号」はやや遅れ気味で旭川に到着。向かいには「ライラック34号」がスタンバイ。青と緑の車体が対照的です。
基本的に「サロベツ」「特別快速大雪」を受ける列車は輸送力の大きい6両編成の「ライラック」と決まっているようで、5両編成の「カムイ」はあくまでも札幌~旭川間に徹しているようです。

しかし、旭川乗り換えもすっかり慣れましたが、札幌~稚内の「サロベツ」が旭川~稚内に短縮されたのは2017年。既に8年近くが経過しており、時間が経つのは早いなあ、と。

「サロベツ」指定券(指定席往復割引きっぷ/Rきっぷ)
行きはスーパー宗谷で向かった帰りは「サロベツ」を選択しました。券面の発券先の「電話案内予約」というのは、JR北海道の指定席の電話予約サービスになります。指定席予約ですが、トクトクきっぷが利用できる区間...
荷物置き場

座席の一部をつぶして荷物置き場にしていました。高速バスとかではよく見かける形態ですが、鉄道でもあるのですね。

車内に入ると少し驚いたのがこの大型荷物置き場。わざわざ座席4席分をつぶして板をおき、仮設の荷物置き場としていました。
おそらく今後は本格的な荷物置き場に改造されるのでしょうが、昨今の大型荷物をもったインバウンド客が多いことを如実に示す結果に。

札幌駅到着

札幌駅到着。すっかり「サロベツ」「ライラック」の乗り継ぎに慣れてしまっていました。

列車はやはり5分ほど遅れて札幌着。北海道の冬は5分ほど遅れるのが当たり前のようで、皆そこまで気にしていない様子。
逆に1分乗り継ぎとかばんばんある西日本の住民からするとえらくのんびりしてるな、と思わなくもないですが、こればかりは慣れでしょうか。

もっとも滑りやすい雪の中を乗り換えに走るのは危険という理由で、北海道では国鉄時代から3分以内の接続は接続列車とみなしません。
例えば快速「エアポート」と「ライラック」などで3分接続になることもありますが、基本的にJR北海道の乗り換え案内には出てきませんし、接続も取りませんので注意しましょう。

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