大阪~福知山・豊岡・城崎温泉を結ぶ特急「こうのとり28号」の特急券です。JR西日本では2025年10月13日まで、「くろしお」「こうのとり」「はまかぜ」「スーパーはくと」「まほろば」の各列車において、通常特急料金の2割分のWESTERポイントでチケットレス特急料金が購入できる「WESTERポイント超特典チケットレス」を展開しています。
e5489のみでの販売で、1ポイント=1円と考えると8割引となります。すなわちこのチケットレスだと1ポイント=5円相当で特急券を購入したのと同じ効果で、これは大きい。
ということで城崎温泉→大阪の「こうのとり28号」でこの超特典チケットレスを使ってみました。きっぷ上部に「WESTERポイント超特典80」と記載があるのが特徴です。
ポイント利用なので金額欄は「***」表示。その代わり利用ポイントの540Pの記載と8割引を示す8割の数字が見えます。
今回乗車券は株主優待の乗車券との組み合わせ。通常だったら特急券も株主優待を使用しますが、さすがに80%引き相当は大きく、株主優待の乗車券と「超特典チケットレス」の組み合わせとなっています。
JR西日本のチケットレスの特急券や指定席券は、変更ができない場合がありますが、このポイント利用の特急券は8割引相当なのに当日発売可、さらに変更は何度でもでき、また通常のe特急券への変更も可能と、変更については非常に緩やかになっています。
逆にJ-WESTチケットレスは変更一切不可なので注意が必要です。さらにAシートチケットレスは1回のみ変更可能。このあたり非常にややこしい。
夜を駆ける
(10/2の記事から続く)
城崎温泉駅で下車して温泉街を散策。城崎温泉駅前から5分ほど歩いたところにある地蔵湯前には大谿川が流れており、柳が垂れ込める姿はいかにも城崎温泉らしいヒトコマなのではないでしょうか。土曜の夜は結構人が多いですが、平日は浴衣を着た観光客がそれなりにいるとはいえゆったり。やはり温泉は平日に行くべきなのでしょうか。
城崎温泉駅の行き先案内は、「こうのとり」は「Konotori」ですが、最初の「o」の後ろに横棒が入っているローマ字タイプ。なかなか独特な表記です。
車両は289系電車4両。元「しらさぎ」で使用された編成で、直流化改造の上「こうのとり」などに使用されるようになりました。このためボンネットタイプの先頭車があります。
289系の普通車の座席は2種類。一つは改造元となった683系電車の座席をそのまま流用したタイプで、荷棚下に設置された読書灯、そしてやや薄めの座席が特徴です。ただ、薄いもののフィット感は上々。荷棚下や床にも文様が入り、豪華さを出しています。
一方、もう一つは1号車のグリーン車と普通車の合造車の普通車に設置された座席。こちらは、287系と同じタイプです。こちらは座席が厚めで一見豪華そうですが、座り心地は正直いまいち。座面の奥行がない(ように見える)ので、いまいちフィット感に欠けるのですね。荷棚下の照明はなく、床や荷棚の文様もないため、なんとなく安っぽく見えます。個人的には普通車は1号車以外を選んだほうがいいと思います。
城崎温泉の売店を覗くと、駅弁がこの時間でも残ってます。というわけで「城崎温泉かに寿し」を購入。1550円とやっぱり高いともはや口癖に。
城崎温泉の文字が入ってますが、開けてみると酢が効いたかに寿しに、奈良漬け、塩昆布となると中身は鳥取の「元祖かに寿し」そのもの。何気に製造元を見ると案の定鳥取駅駅弁の「アベ鳥取堂」でした。
駅弁を食べ終わると外は真っ暗なこともあり、後ろに誰もいないことを確認してリクライニングをフルに倒してひと眠り。
さっき乗車した豊岡行き普通列車のボックスシートと比べると、普通車とはいえ快適度は雲泥の差があります。やっぱり快適度込みで「特急」なんだよなあ、と改めて思いました。
大阪駅に到着して下車。ここで自動改札に通して途中下車。JR西日本の自動改札はきっぷを途中下車のために自動改札に通すと、自動的に駅名が印字される仕様となっており、どこで途中下車しかのかが一目でわかります。先の株優のきっぷの「大阪」の印字がそれです。
大阪駅の改札を出ると、一目散にみどりの窓口に向かいます。その目的は・・・
(10/6の記事に続く)
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