特急「ソニック15号」の九州ネット早特3です。九州ネット早特3自体は過去に紹介したため、詳細は割愛します。

今回のメインはQRコードのきっぷです。
JR九州はJR九州インターネット列車予約サービスで、ネットきっぷなど格安きっぷを多数販売していますが、従来はきっぷの引き取りが不要なチケットレス特急券がPayPay特急券など一部を除きなく、またきっぷの発券機の数も少なめなので券売機の前に行列ができ、「インターネット予約してもきっぷの引き取りに時間がかかる」状態となっていました。

新聞にも散々たたかれてましたが、ついにJR九州も2024/09/26にチケットレスを導入することになりました。

JR他社の在来線チケットレスサービスは交通系ICカードなどで乗車し、特急券はスマホ画面で提示するスタイルでしたが、JR九州は乗車券、特急券ごとスマホに表示されたQRコードで入場し、出場時もQRコードをかざすスタイルとなりました。
これは「ネットきっぷ」など乗車券+特急券がセットになった割引きっぷが多いJR九州ならではの事情があるのではないかと思います。
JR九州ではこれを「QRチケレス」を名付けて大々的にPRしています。
きっぷ引き取りとQRコードが選べる
(5/15の記事から続く)
「のぞみ3号」から小倉で「ソニック15号」に乗り継ぎます。「ソニック15号」はネット予約であらかじめ「ネット早特3」で確保済。
ネット予約では予約時に「きっぷ引き取り(発券)」か「QRコード乗車」かを選べます。JR他社ではチケットレスのほうがやや安くなることが多いですが、JR九州では同額のようです。
同額ということもあってか、きっぷ引き換え前ならQRコード乗車ときっぷ発券を自由に切り替えることができます。これは便利。
自分は最初きっぷ引き換えで購入しました。ただ「のぞみ3号」→「ソニック15号」乗り換え時間が16分で、この間にきっぷ引き換えすることになるのですが、券売機が混雑しているとちょっと厳しいので、「のぞみ3号」車内でQRコードに切り替えました。スマホのワンタッチでチケット引き換えからチケットレスに変えられるのは結構便利。
QRコードに切り替えるとこんな画面に。バーコードの周りを電車がぐるぐる回っているアニメーションはちょっと楽しい(笑)
小倉駅の券売機はそれなりに行列ができていたのでQRコードにして正解かな。
小倉駅の改札口ではこのようにQRコードリーダーのある自動改札機を通ります。ただし小倉駅改札は2台しかなく、対応改札を探して右往左往。
改札を通り、画面を更新すると背景が緑画面に。これが入場済の状態です。
きっぷ引き取りがないので発車10分前にホームに到着。かなりスピーディーですね。
やってきた「ソニック15号」は白いソニック885系6両編成。
GW初日ということもあってか指定席は満席で自由席に立ち客が出た模様。
885系の1号車は窓側席の足元にコンセントがあるため、真っ先におさえておきたい号車です。
小倉を出るといつものように暴力的な走りが繰り広げられます。
ちなみに10番席は大分方面は最後部座席となるため座席を後ろに倒し放題です。もちろんこれも狙って購入済。
10番CD席の後ろは大型荷物置き場です。一方10番AB席の後ろには11番AB席がありますが、11番席は通常調整席にあてられるようで、座席が埋まることはありません。
列車は定刻に到着し、大分駅の改札へ。
大分駅の自動改札は一か所だけ妙に混んでましたがこれがQRコード改札でした。大分駅はQRコード改札が一か所しかないようで、そこでQRチケレス利用者が行列を作っていました。ちょっと数が少ないんではないかね・・・?
改札を通るとこのように灰色となります。これで使用完了。使い方は割とシンプルかつ直感的で、一度使ってみるとすぐ慣れると思います。
ただ、QRコード対応の自動改札が各駅1~2か所というのはちょっとどうかと。
列車によってはQRチケレス利用者が多い可能性があり、大駅はもうちょっとQRコード対応改札を増やしたほうがいいんじゃないかな、と思います。
あとはSUGOCAなど交通系ICカードとの連携はどうするのかも気になります。現在は併用ができないため、QRコードでいったん改札を出てからICカードで入りなおす必要があります。このあたり今後どのように調整していくのでしょうか。
(5/19の記事に続く)
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