大井川全線フリーきっぷ(得々キャンペーン)

大井川全線フリーきっぷ(得々キャンペーン)

大井川鉄道は観光客の利用がメインのため、昔からフリーきっぷが各種そろえられていました。大きくは大井川本線用(大井川自由きっぷ)、井川線用(井川線フリーきっぷ)など使い方にあわせて6種類設定されていました。今回は最も高額なバス鉄道全線が2日間利用可能タイプとなっています。
6600円はなかなか高額な設定でしたが、2011年当時は静岡県内で宿泊することを条件に半額になるキャンペーンが行われ、定価6600円が3300円となっています。

なおきっぷ名の先頭に「A」という文字が入っています。
これはきっぷの期間によって価格が異なることを示し、「大井川全線フリーきっぷ」では、冬季間(12/1~3/31)は「B」期間として価格が5000円と値下げされていました。

これらのきっぷは井川線が災害運休の際に修正がかかったぐらいで継続して発売されていましたが、井川線接阻峡温泉~井川間が運休中の2016年に抜本的な修正が入り、

せっそ・すまた周遊きっぷ(大井川鉄道のバス鉄道全線利用可)2日間有効3900円
大井川本線フリーきっぷ(大井川鉄道の大井川本線のみ利用可)2日間有効3440円

の2種類に集約されました。

さらに翌2017年の井川線の全面復旧時に「せっそ・すまた周遊きっぷ」は「大井川周遊きっぷ」に衣替えして値段も4400円となっています。半額セールだった3300円よりは高いですが、2016年以前の定価よりはお得な設定です。さらに

井川寸又峡周遊きっぷ(大井川鉄道の井川線およびバス利用可)2日間有効2100円

も、追加されました。
現在は大井川本線が一部区間運休のため「井川寸又峡周遊きっぷ」を除きこれらのきっぷの販売も停止していますが、全面復旧時にはおそらく価格改定のうえ、発売が再開されるのではないかと思います。

山の駅弁と温泉と

井川駅の弁当
井川駅で売られていたしいたけ丼弁当。駅弁・・・じゃないとは思うが、シイタケや山の幸がいっぽい。

前回の記事からの続き)

井川駅での売店で弁当を販売中。そういえば朝から飲まず食わずで来たので、ちょうどよさげと思ってしいたけ丼弁当を購入。800円也。
井川駅発車後に車内で広げると列車の到着にあわせて製造しているようで、天ぷらがまだ暖かい。名前のとおり井川特産のシイタケがメインの弁当で、甘辛く炊いた肉厚のしいたけを載せています。またてんぷらにしたシイタケも。
今も売られているのでしょうか・・・

行きで通った道を戻って奥泉到着。ここで寸又峡温泉行きバスに乗り換えです。もう日は傾きかけていました。

奥泉駅
奥泉駅に停車中の千頭行き列車。奥泉駅には売店もあります。

奥泉駅で下車。
低いホームで降り、階段を駆け上がると商店が立ち並んでおり夕方で店じまいの準備をしていました。さらに階段を上がると奥泉駅前のロータリーに。列車はかなり低いところを走るため、ロータリーから見ることは難しいです。

奥泉駅前
奥泉駅前の様子。山間の小さな集落といった感じ。

ここで千頭からやってきたバスに乗り換え。バスはどんどん高度を稼ぎ、井川線が眼下に見えるように。

眼下に広がる大井川ダム
眼下に広がる大井川ダムおよび奥泉発電所の光景。橋の向こうに見えるのがアプトいちしろ駅です。

高度を稼ぐ途中で車窓右手に大井川が。奥泉発電所と市代吊橋。吊橋の向こうに見えるのがアプトいちしろ駅です。

ヘアピンカーブをうねうね曲がって今度は車窓左手に川が見えてきます。こちらは寸又川で大井川の支流になります。
しばらくして山間の間に温泉旅館が見えてきたと思ったら終点の寸又峡温泉。今晩はここで一泊です。

美女づくりの湯
寸又峡温泉の公衆浴場、「美女づくりの湯」。入浴料は400円。アメニティはないので持ち込みましょう。
美女づくりの湯
美女づくりの湯の露天風呂。ぬるぬるのお湯でやや熱め。

バスを降りて旅館にチェックインしたあと、町めぐりに。とはいっても小さな集落なので15分もあれば回れてしまいます。ただ、坂に作られているため距離の割に歩くのはシンドイかも。

町の公衆浴場は「美女づくりの湯」これまた坂を上った先にあるので、えっちらおっちら歩いて到着。閉館間際だったからか誰もおらず、一人で貸切状態。

露天風呂があり、風を受けながらお湯につかることができます。
かなりヌルヌルしたお湯で「美女づくり」の由来はどうもここからの模様。ただかなり熱めのお湯だったので、熱い湯が苦手な私としては入ったり出たりを繰り返すことになってしまいました(笑)

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