丹沢・大山フリーパスA(小田急)

丹沢・大山フリーパスAA

小田急本厚木~渋沢間の小田急線と、周辺のバス路線が乗り放題の「丹沢・大山フリーパス」です。
大山ケーブルカーに乗車可能か不可かで「A」「B」と2種類に分かれ、それぞれ値段が異なります。この「丹沢・大山フリーパスA」は、大山ケーブルカーに乗車可能なタイプとなります。

基本的に丹沢・大山のハイキング客がメインターゲットになりますが、近隣の温泉めぐりにも使え、また秋の紅葉のシーズンはもみじ狩りの客でにぎわいます。
ロマンスカーの特急券は含まれておらず別途購入が必要です。もっとも従来は本厚木駅と一部の列車が秦野駅に停車するぐらいで、1時間に3本運転される快速急行がメインの利用となり、特急利用はそれほど便利ではなかったのですが、最近は伊勢原駅に通年停車するようになったのと秦野駅の停車列車拡大によって特急利用でも割と気軽に使えるようになっています。

このきっぷを利用したのは2012年ですが、2023年現在も発売中。新宿発着でAきっぷが2520円、Bきっぷが1560円です。

丹沢・大山フリーパス | 小田急のお得なきっぷ
丹沢・大山エリアをお得に散策できる「丹沢・大山フリーパス」のご案内。観光施設などのご優待・割引情報、現地でのお役立ち情報もお届けします。

今回は紅葉を愛でにケーブルに乗って山阿夫利神社に向かいました。

色づいた紅葉と温かいもみじ汁

大山ケーブル

伊勢原駅から大山ケーブルまではバスで25分ほど。バス停からケーブル乗り場まではさらに参道を15分ほど上ります。

11/16の記事からの続き)

「メトロもみじ号」を降りて、バスの乗って大山ケーブルカーの乗り場にいくと既に山々は色づいていました。12月初旬ですから当然といえば当然なのですが、ちょっとぶるっとして寒い。
ここから行楽客の行列にならび、ケーブルカーを待ちます。

ケーブルから眺める景色

ケーブルで上ると周りの紅葉や下界の景色が手に取るように見えてきます。ケーブルカーの楽しい瞬間です。

ほどなく自分の乗車となり、大山ケーブルカーに乗車します。
このケーブルカーは途中の上下のケーブルカーが交わる付近に「大山寺」という途中駅があり、ここでも乗降できるようになっています。乗車時は多客期なので、大山寺での乗降も多く見られました。

ケーブルカーの特徴は当然のことながら急こう配を上っていくこと。そのため、紅葉のシーズンに乗車すると、下界と頂上では色づき具合が全く異なり、登っていくにつれてどんどん紅葉の色づき具合が変わるようになっています。(時期が遅すぎると散ってしまうので、割と綺麗にわかる時期は短いですが・・・)
そのため、乗車時は窓の外を見て紅葉の色づき具合の変化を是非楽しんだほうがいいかな、と思います。

大山阿夫利神社駅

大山阿夫利神社駅に到着したケーブルカー。大山阿夫利神社はすぐそこです。

ケーブルカーですが、写真にある車両は既に引退しており、2016年から新型車両での運行となっています。
終点の大山阿夫利神社駅に到着後は、しばらく駅周辺でただずんだあと、大山阿夫利神社下社に出かけました。

大山阿夫利神社の境内はかなり広く、大山全体が基本神社の敷地となります。ケーブルカーで行けるのは下社と呼ばれるところで、本社は山頂にあるため下社から片道約1時間半ほどのハイキングコース。本社はちゃんとしたトレッキング装備をしたほうが無難かと思います。このため、大半の人は大山寺と大山阿夫利神社の下社で帰ってしまいます。

境内のご案内 - 大山阿夫利神社
関東総鎮護大山阿夫利神社公式HPです。神奈川県伊勢原市。ご祈願・各種行事・アクセスガイド・大山のハイキングコースなどについてご紹介しております。

「メトロもみじ」で参拝というよりトレッキング装備の人が多かったのもそのせいでしょうか。

下社境内

下社境内。かなり紅葉が進んでいました。

境内にある紅葉

山全体が紅葉で色づいていました。写真に切り取るとなんかそのイメージが伝わらなくて残念。

神社内の紅葉はかなり進んでおり、一部では落葉も始まっていました。山全体が紅く染まっており、綺麗の一言。ただ、写真に切り取るとこれがうまく伝わらない。(自分の写真がヘタというのもあります。)
2023年は紅葉の進みがかなり遅いようですが、ここ一週間は急激に冷え込んできているので一気に進んでいる可能性もあります。ぜひともこの目で確かめるのをお勧めします。

しばし紅葉を眺めていると体が冷えてきました。

もみじ汁

下社の境内でもみじ汁が作られていました。大釜で作られた具たくさんのもみじ汁をいただきます。

神社の境内に戻り、「メトロもみじ号」でいただいた引換券でもみじ汁をいただきます。同時に伊勢原名産の甘柿を4つほどいただき、こちらはお土産として持ち帰ることに。
晩秋で冷えた体にもみじ汁は非常においしく感じられたものです。

(11/20の記事に続く)

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