「はやぶさ24号」新幹線特急券(乗継)

「はやぶさ24号」新幹線特急券

北海道・東北新幹線「はやぶさ24号」の新幹線特急券です。
「はやぶさ」はブルートレイン時代も含めて過去何度か取り上げてますが、北海道新幹線と東北新幹線直通乗車したのはこのときは初めてでした。

特急料金の謎

さて、東北新幹線と北海道新幹線は新青森駅を境に分かれているわけですが、特急料金もここで分かれています。
「特 7,200」が東北新幹線分、「北特 3,930」が北海道新幹線分にあたります。
北海道新幹線部分は、「新青森~新函館北斗」間にあたり、このあたりの特急料金は4450円ですから、「北特」は520円引かれていることになります。(いずれも税率8%時代なので、現在は若干高くなっています。

つまり、一本の列車でも特急料金上はは北海道新幹線分と東北新幹線分で別計算して合算しますよ。でも一本の列車だから指定席相当分(520円)は1本分でかまいませんよ、という考え方です。
最近は山形/秋田新幹線と東北新幹線をまたがった利用でも、2022年に同様な考えが導入されています。
従来は直通列車利用であっても、東北新幹線と山形/秋田新幹線は2本の列車であり、福島もしくは秋田で乗り継いでいて、山形/秋田新幹線は3割引という考え方から、東北新幹線と山形/秋田新幹線は一本の列車だけど、特急料金の計算は東北新幹線と、秋田/山形新幹線は別々に計算して合算し、指定席利用の場合は520円引きという考え方になっています。
詳しくは下記のページで。

「こまち374号・はやぶさ56号」特急券
大曲の花火大会の帰りは、深夜の「こまち374号」で盛岡に出て1泊。そして盛岡から「はやぶさ56号」に東京に戻りました。 ・・・とまあ、これだけだと大曲花火からの帰りに新幹線使ったんだなで終わりですが、...

さて、この特急料金計算方法の根拠は旅客営業規則第125条にあります。(下記は消費税10%化以降のものなので、額が少々違います。)

第125条
大人急行料金は、次の各号に定めるとおりとする。
(1)特別急行料金
イ 新幹線
(イ)指定席特急料金(特別車両以外の個室に乗車する場合は、1人当りの料金とする。)
a b、c、d、e、f、g、h、i及びj以外の指定席特急料金

  (中略)

i 東京・七戸十和田間の新幹線停車駅と奥津軽いまべつ・新函館北斗間の新幹線停車駅との相互間を乗車する場合に発売する指定席特急券(第57条第2項第1号及び第8項の規定により発売するものを含む。)に適用する指定席特急料金
(a)(b)以外の指定席特急料金
東京・新青森間の乗車区間に対してa、c又はgの規定により計算した額と新青森・新函館北斗間の乗車区間に対する別表第2号ノに定める額から530円を低減した額とを合計した額とする。この場合、a、c又はgのただし書の規定による低減又は加算は、指定席を使用する区間にかかわらず、東京・新青森間の乗車区間に対する額に対して行うものとする。

利用側からしたら、一本の列車なのに特急料金を2本分支払っていることになり、割高感がぬぐえませんが、ルールである以上仕方ありません。
とはいえ、寝台やグリーン車ではない単純な特急券が1万円超えするのは、やっぱり何らかの抵抗を感じます。
また、表の赤字部分については繁忙期/閑散期の200円の加算/減算等をさします。つまり繁忙期は「特 7200」が「特 7400」になるということです。

また、「N10620」という数字は「はやぶさ加算料金」を加味する前の料金となります。つまり、「はやぶさ」で盛岡以南を利用する場合は加算料金がかかりますが、もし盛岡以南を「はやぶさ」利用でなかったら・・・の価格になります。

一枚のきっぷでもいろいろな情報があるので、何気ない数字でも調べてみるといいかもしれません。

「写真はイメージです」

(01/13の記事から続き)

さて、新函館北斗で特急「ニセコ」から「はやぶさ24号」に乗り継ぎます。特急「ニセコ」登場したとき、ニュースリリースでは小樽から乗り換え1回で東京に行けますということをアピールしてましたが、片道9時間強かかるのにそこアピールポイントになるのかな?と不思議に思ったものです。

新函館北斗駅に停車中のはやぶさ24号

新函館北斗駅に停車中の「はやぶさ24号」です。まだ、開業して1年経っていませんので、駅のすべてがピカピカです。

はやぶさ24号車内

車内はガラガラ。新函館北斗発車時点は3号車はわずか数名。これが仙台過ぎると満席になるわけですから、極端な「片輸送」がうかがえます

「ニセコ」からの多少の乗り継ぎ客はいたものの、「はやぶさ24号」の車内はいたってガラガラです。
それよりも気になったのが「はやぶさ24号」には車内販売がないとのアナウンス。東北新幹線の「はやぶさ」には、人材不足のせいかたまに車内販売のない「エサなし特急」がありますが、今回運悪くそれにあたってしまったようです。
当時、まだ東北新幹線/北海道新幹線で車内販売が健在で、駅弁も売られていましたが、この年の3月に東北新幹線の取扱品目縮小、北海道新幹線の車内販売の廃止が2月に発表され、その移行期間ということでしょうか。

しかし、それでは困るということで、新函館北斗駅の売店で駅弁を購入しました。

北の朝市海鮮丼

今回購入したのが「北の朝市 海鮮丼」。気になったのがパッケージ右下の「写真はイメージです」の文字。さて、何が出るやら・・・

今回購入したのが「北の朝市 海鮮丼」函館朝市をイメージさせるネーミングにかに、サーモン、いくらと北の幸が集まったそうです。ただ、右下に「写真はイメージです」という非常に怪しげな一文が。ちょっとまて。

恐る恐るあけてみると・・・

北の朝市 海鮮丼中身

中身は流石に写真のように綺麗ではありませんでしたが、少なくとも写真詐欺ではありません。

流石に盛り付けに雑さはあるものの、別に写真詐欺なことはありません。というか写真のような盛り付けやってたら盛り付けに時間がかかりすぎて仕方ないと思います。

ピンポン玉のような大玉イクラは正直苦手。ただ、見栄え的にはこちらのほうがいいので、人気を集めるとしたらこのタイプでしょうか。
新函館北斗から乗ると、青函トンネルでしばらくトンネル区間になるため、その間に景色を気にせず駅弁を食べることができます。
味は普通でしたが、旅に出るとおいしさが3割増しになるのは気のせいでしょうか。
経費節約のため、家から弁当持参もたまにやりますが、やっぱり現地で買って食べるほうがおいしいに決まってますよね。

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