北海道LOVE!6日間周遊パス・2

北海道LOVE!6日間周遊パス・2

11/15からの一連の記事は2度目の北海道LOVE!6日間周遊パスによるものです。

前回利用は5月で、もう使う機会はないよなあ、と無理やり行程を組んでみましたが、今回はもともと北海道旅行を計画したところに、再発売のアナウンスが入ったのでこれ幸いとこのきっぷを使うコースを組み立ててみました。
詳細は前回説明済なので割愛しますが、やはり価格が破格ですね。

北海道LOVE!6日間周遊パス
売り切れ間近の北海道LOVE!6日間周遊パス 10/10 からの一連の記事は「北海道LOVE!6日間周遊パス」を使用したものです。 最早詳細説明不要なお得なきっぷですが、JR北海道の在来線およびJRバ...

知名度急上昇!別寒辺牛湿原

11/19の記事より)

釧路でおおぞら1号から根室行き快速「ノサップ」に乗り換えます。
ほぼ満席で出発。そしてほとんどが観光客、半分ぐらいは団体客っぽい。
釧路の市街地は東釧路、武佐までで、そこから先は緑が増えていきます。そして別保を過ぎるといよいよ山越えになります。
上尾幌、尾幌で山越えは完了。そこからはしばらく平坦になり、厚岸手前で太平洋が見えてきます。ここはまだ序章。

最大の見どころはやはり厚岸~茶内間の別寒辺牛湿原でしょう。

厚岸~茶内(1)

厚岸駅を過ぎるとしばらく海沿いを走ります。海鳥が飛び回っているということは魚がいるのかな?

厚岸~茶内(2)

しばらくすると海から離れ、別寒辺牛川沿いを走行します。

厚岸~茶内(3)

別寒辺牛川と海の境目付近ですが線路近くは湿原の様相を呈してきます。

厚岸~茶内(4)

しばらく進むといよいよ別寒辺牛湿原に入っていきます。このあたりは湿原なのか川なのか。

厚岸~茶内(5)

だんだん川から離れますが、湿原域が増えていきます。

厚岸~茶内間(5)

完全に別寒辺牛湿原内を走行します。よくこんなところに線路を引けたものだ。

厚岸~茶内(6)

正直このあたりは釧路から来ると眠くなるあたりですが、ここで眠っちゃだめです。最大のハイライトです。

個人的には北海道の音威子府~佐久の天塩川沿い、釧網本線の藻琴~知床斜里間のオホーツク海沿いと並んで、北海道の車窓ベスト3に入れてもいいと思います。

乗り鉄の間では割と昔から有名だった別寒辺牛湿原ですが、最近Twitterでも話題になり、一般の間でも少しずつ知られていくようになってきたようです。
釧網本線も釧路湿原の端のほうを走行しますが、こちらは湿原の中をぶち抜く形で線路がひかれているので、よりダイナミックな景色が見られますね。

まるでアニメの1シーン…日本最東端を走る「花咲線」はナゼ湿原に線路を敷いたのか?担当者に聞いてみた|FNNプライムオンライン
北海道で最も長い路線の東端に、まるでアニメのような景色の中を走る列車がある。JR根室本線(滝川~根室)のうち、釧路駅と根室駅を結ぶ135.4kmは「花咲線」と呼ばれ、別寒辺牛(べかんべうし)湿原を進む...

最果ての鉄路

列車はさらに東に進みます。過疎化によって利用客が減り、廃駅になった駅も多数。しかし残った駅ではルパン三世が出迎えてくれます。浜中町はモンキーパンチ先生の出身地。一昔前ならムツゴロウ動物王国があったところでしょうか。

そんな中で到着したのが東根室。言わずと知れた日本最東端の駅です。

東根室駅

東根室駅は駅舎はなくホームしかありませんが、日本最東端の柱はやはり撮っておくべきでしょう。

東根室駅は住宅街の中にあり、風情という意味ではあまりありませんが、やはりタイトルホルダーというのは強いようで、同乗した団体様ご一行は、根室駅から観光バスで納沙布岬観光後、東根室駅に向かい、そこから乗車するそうです。
団体様でにぎわうホームしかない駅というのも珍しいのではないでしょうか。

そうして根室駅に到着。根室駅はホーム一つしかない駅で、基本やってきた列車がそのまま折り返していく運用になっています。
ただし、車内に居残りはできず、いったん改札を出ないといけません。東根室から乗車して根室で居残って折り返し乗車は残念ながらできないので、ご注意を。

根室駅に到着した列車

根室駅に到着後、折り返し釧路行きになります。

この後、釧路に戻り、さらに網走に向かってこの日は網走に泊まります。
(11/23の記事に進む)

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