2022年9月23日に開業した西九州新幹線の開業を記念して発売されたきっぷです。
西九州新幹線の各駅のみどりの窓口で発売され、発売駅発の隣の駅まで新幹線の自由席が乗車可能です。ただし、長崎発は諫早まで、武雄温泉発は嬉野温泉までのみの利用となります。
利用は今年いっぱいまで。
発売は台紙とセットになりますが、きっぷは当然各駅で異なり、大きく駅名が描かれていますが、台紙は各駅で共通のようです。ここはもう少し凝ってほしかった。
販売価格は1400円で、どの駅でも発売額は同じ。一見オトクそうに見えますが、
自由席特急料金は隣の駅までなので870円均一。そして、運賃は
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- 長崎~諫早・・・480円
- 諫早~新大村・・・280円
- 新大村~嬉野温泉・・・480円
- 嬉野温泉~武雄温泉・・・280円
つまり、どうがんばっても最大1350円で、普通に買ったほうが得です。
まあ、開業記念でお布施したと思えばいいのかな。
あと謎なのは券面の1100円。おそらくこれが本来のきっぷの価格で、300円上乗せして販売したということですね。
開業記念きっぷはお得なことが多いのですが、まさか1割以上上乗せして発売するとはなかなか強気ですね。そのせいかわかりませんが、枚数限定発売にもかかわらず売り切れてはいませんでした。
なお、クレジットカードは使えず、現金購入のみとなります。
かもめ、登場
さて、諫早で一泊して諫早から長崎に向かいます。
やってきたのは博多からの1番列車となる「かもめ1号」です。
車両はN700S系。東海道・山陽新幹線に登場した最新鋭の新幹線の西九州新幹線版です。車体そのものは大きく変わっていませんが、6両とかなり短く、またかもめの文字や赤い帯をしているので、見た目の印象が東海道・山陽新幹線用と大きく異なります。
また車内は特に指定席車は別車両のように違います。
自由席は2×3ですが、指定席は2×2です。まあ、みずほ、さくらのN700系も指定席は2×2なので、当然の帰結ということでしょうか。当たり前ですが指定席を取るべきでしょう。
自由席は東海道・山陽新幹線のN700S系の座席に近いですが、材質が若干違うようで、少しふわふわした感じでした。(気のせいかもしれませんが)
諫早から長崎までわずか10分。あっという間に長崎駅についてしまいました。
ここから折り返し「かもめ8号」として武雄温泉に向かいます。
(11/7の記事に続く)
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