台鉄「台北→日南」異級票

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これは異級票とよばれるものです。
台湾の鉄道は、きっぷは一列車1枚限りという原則です。区間車など非対号列車の場合は乗り継いで利用できますが、対号列車である自強、キョ光、復興などはすべて1列車1枚で発行されます。

しかし、対号列車は通過駅もありますから、通過する小駅を利用する場合は必然的に対号列車と非対号列車を乗り継ぐことになります。
この際に発行されるのが異級票と呼ばれるものです。
きっぷの券面は、台北→苑裡(えんり)となっていますが、その下に小さく「苑裡→日南 区間車」の文字が入っています。
つまり、このきっぷは台北から苑裡までは自強号、苑裡から日南までは区間車、ということを意味しています。きっぷに「異」の文字が入ることが特徴です。

さて、目的地の日南駅ですが、日本統治下の1922年に開業、その当時の日本風の建物が残っています。
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最近駅舎および駅前広場が整備されたようです。駅自体が県の史跡に指定されており、観光客もちらほら見られます。

さて日南駅は台湾の鉄道ファンでは非常に有名な駅ですが、それはまた次回にて。

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