青函フェリー乗船券・下船券

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青函航路には津軽海峡フェリーともう一つ、青函フェリーがあります。
これはその青函フェリーの乗船券、下船券です。

青函フェリーはもともとは貨物専業だったものの、規制緩和の波に乗って、旅客輸送も開始した、旅客フェリーとしてはどちらかというと新しい、航路です。

このため、貨物フェリーの色彩がそこかしこで色濃く出ています。
この乗船券、下船券なんか最たるものでしょう。
「券」(きっぷ)というよりなんか補充券・・・むしろ伝票・・・みたい。そして、券面はクルマで乗ること、そして貨物であることが前提で、クルマの種類だったり、特殊手荷物、受託手荷物など、まさに伝票みたいです。
通常のフェリーは乗船券の半券をちぎって乗船し、下船時に残りの半券を渡すというのが主流ですが、ここでは全く同じ体裁の「乗船券」「下船券」の2枚が渡されます。乗船時に乗船券を係員にわたし、下船時に下船券を係員に渡すことになっています。

なお、券面に「青函フェリー」ではなく「北日本海運」とありますが、これは運航が会社が「北日本海分」「共栄運輸」によるもので、伝票・・・じゃなくて乗船券にあるとおり、今回乗船する「あさかぜ21」は北日本海運による運航となっています。

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今回乗船した「あさかぜ21」は青函フェリーでは一番新しい船で、バリアフリー設備が初めて導入されました。
もっとも売店どころか接客要員すらおらず、自動販売機と簡素なロビー、シャワーがある以外はあとは船室という非常にシンプルな構成となっています。
もっともこれでも一番設備が充実した船なのは事実で、「あさかぜ21」以前は貨物船時代の船をを使っているため、それこそトラックの運ちゃんに最適化された構成になっており、女性一人が乗るには少々ためらわれるかも。

通常フェリーにはドライバーズルームがあり、ここはトラックの運ちゃん専用として他の人は入れないのですが、なぜか青函フェリーでは一般人もドライバーズルームも出入り自由です。
ドライバーズルームの区画には寝台があり、特に追加料金なしで横になることが可能です。
わずか1700円程度の運賃で寝台にありつけるのは驚きですが、難点は青森や函館の折り返し時にシーツなどを交換しないこと。
つまり他の人が寝ていたところで寝るわけで、これまた勇気がいるかも。
私が覗いてみたところ、運よくシーツも未使用のベッドがあったので、さっさと占拠して寝てしまいました。

さすがにこれは楽だわ。
深夜2時出航ということもあり、横になるとほぼ同時に寝入ってしまいました。
シャワー、ベッドもついて1700円程度の宿代わりとして考えるとかなり破格で、貧乏旅行には最強のアイテムかもしれませんね。

 

コメント

  1. kei より:

    わずか4時間弱ですが宿代わりとしては安くて便利ですね。
    夏に深夜便に徒歩で乗ったときはキャンセル待ちで窓口氏に「津軽海峡フェリーの方が船が大きいので…」とあっさりライバル会社を勧められました(笑)
    時期によっては予約した方が良いかもしれませんね。

  2. ぱーぱー より:

    設備は質素ですが、係員の応対は結構いい感じですね。
    しかし、徒歩客でもキャンセル待ちが出るほど混むときあるのですね。
    この航路はあまり予約とかしないので、少し驚きました。

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