右下に「経1」とありますが、これは「口座発売」と呼ばれるもので発券したものです。
マルス券を集めている人には既にお分かりかと思いますが、口座発売とは、発着駅とその経路をあらかじめ登録しておき、その経路の番号を呼び出せば一発で乗車券が発券されるものです。「経1」ということは経路番号1番ということでしょう。
現在の発券の主流は、発駅と着駅とその経路を入力する経路入力と呼ばれる方法です。こちらのほうが面倒ではあるのですが、今は機械が経路を自動的に探してくれる経路自動案内機能もあるので、これを多用する人が多く、口座発売はあまり使われない傾向にあります。
経路入力の場合は「経1」みたいな経路番号表示はありません。
経路入力発売と口座発売で券面上で違うものとしては、他に経由表記もあります。
経路入力の場合は原則として入力した経路がそのまま出てきますが(例外あり)、口座発売の場合は、この経路番号ごとにあらかじめ決まっています。
もっとも特に法則性があるわけではないようで、「○○線」という線区表示だったり、経由する駅名表示だったり、今回みたいに「—」と全く表示されないパターンもあります。
しかし、「経由:—」というのは利用客にとって不親切な気がするのは気のせいでしょうか・・・
せめて「登別」とかほしい気がします。
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