「益田→米子」自由席特急券?(スーパーくにびき)

昨日の記事で、特定特急券と紹介していますが、山陰の特定特急券区間は鳥取~出雲市のほかに米子~益田間も該当します。
こちらも101km以上は1,260円です。

これは今は亡き「いそかぜ」で求めた益田から米子までの自由席特急券です。
車掌が持つハンディPOS端末で発券すると特定特急券でなく「自由席特急券」で発券されるのが謎です。
端末の問題でしょうか。値段は特定特急券と同じ1,260円です。

「いそかぜ」は益田で2分接続で「スーパーくにびき」に接続するため、このような特急券もかなり出ていたと思います。
この2分接続はかなりあわただしく、益田駅ホームの駅弁屋が「スーパーくにびき」のドアの前で立ち売りをしていました。「かにすし」を中心にいくつか売れていました。
キハ181系「いそかぜ」からキハ187系「スーパーくにびき」に乗り換えると同じ特急とは思えないぐらい加速とスピードに差がありますね(笑)

山陰地区にはこの自由席特急券、特定特急券のほか寝台特急「出雲」のヒルネにあたる「立席特急券」もあり、立席特急料金は自由席特急料金と同額(特定特急料金の場合は特定特急料金と同額)でした。
「立席特急券」は寝台特急などで昼間運転する際に寝台券が不要のかわりに発売されているものです。

ところがこの値段のおかげで「出雲」のヒルネは「立席特急券=自由席特急券=特定特急券」となり、鳥取~出雲市の「出雲」では3種の同価格の特急券で利用できることになっていたようです。
しかもローカルルールとして「出雲」ヒルネ区間の定期券利用も認められていました。(通常は不可)

米子駅では急行「だいせん」が昼寝していました。かつては客車夜行で、昼間の列車もありましたが、当時は元エーデル北近畿用キハ65の2両編成。やがて2004年に「だいせん」自体が廃車されています。

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