アメリカの鉄道会社「AMTRAK」を代表する特急が、BOSTON~New York~WashingtonD.C.を結ぶ「アセラ・エクスプレス(Acela Express)です。
今回はこのAcela Express2108列車のWashingtonD.C.~Philadelphia間の乗車券(?)です。
最高時速240km/h。電車ではあるものの、新幹線のように客車の下にモーターがついているわけではなく、TGVのように、客車の前後に機関車をつけて走行します。
8両編成で先頭と最後尾が機関車、ビジネスクラス車両が4両、ファーストクラスが1両、カフェカーが1両となっています。アメリカの列車のグレードは上からファースト、ビジネス、コーチとありますが、Acela Expressには一番安価なコーチがついておらず、ビジネス、ファーストしかないため、かなり高い価格になっています。
なお、安価に移動した向きにはRegional(リージョナル)があり、こっちはコーチを中心とした編成で少々時間はかかるものの、値段はAcelaの半額です。
(よーするに金持ちはAcela 貧乏人はRegionalってとこでしょうか。)
カフェでは、軽食などを取ることができます。
ファーストクラスは飛行機同様、飲み物のサービス等があるようです。
ビジネスクラスも日本の新幹線の普通車よりはかなり大型のシートを使っているようです。またコンセントがあるのは旅行には便利。
さて、このAMTRAKのAcela Expressですが、切符の販売方法は限りなく航空機のチケットに近いものです。
まず購入時に本人証明(外国人ならばパスポート)が必要で、そして申込書に名前を記入します。
(黒く塗りつぶしている箇所が私の名前が書かれているところです。)
そして乗車する列車名と下車駅を告げて、ビジネスクラスかファーストクラスを決めます。
特急料金とかそういう概念はなく、あくまでもAcelaExpressの運賃として支払います。
またSTOPOVER(いわゆる途中下車、こういう言い方が航空機ちっくですな)はできません。。。
きっぷ購入時にパスポートがいるのでえ~と思いますが、要は本人確認ができればOKなので、一番手っ取りはやいのがクレジットカード。
クレジットカードがあれば、自動券売機で購入できます。
私が持っているJ-WESTカードを自動券売機に突っ込むと、自動的に名前が読み出され、いきなり列車の選択ができます。決済もカードで楽々。さすがカード大国アメリカです。
新幹線乗車用として取得したJ-WESTカード(エクスプレス)ですが、まさか海の向こうの新幹線で使うとは思いもよりませんでした。
コメント
飛行機のATB券にそっくりですね。ここまで似ているのははじめて見ました。
確かベルギー国鉄(タリス)だったと思いますが、同じように航空券のフォーマットをそのまま使っていたことがありました。
まさに航空券そのものですし、乗るときに金属探知機を通るのも飛行機そのものですよね。
まあ海外ではルフトハンザとかジェットスターとかが自社便として鉄道を借り切って運転しているケースもありますが、
日本ではそういうケースはないですしねえ。
(ANAのビッグスニーカートレインという専用列車はありましたが・・・)
ルフトだと今は鉄道の一部座席を買い取る形になっています。
AFも同様にタリスの一部座席買取をやってますね。
ルフトの方は5年ほど前に一度乗ったことがありますが、
いわゆる「搭乗券」ではなく「航空券」をそのまま持って
自由席(という概念もちょっと違いますが)に乗る形式でした。
LHはスタアラですからANA経由で買えたりしますね。
しかもNH便のコードシェアだったりします。
https://www.ana.co.jp/int/fare/db_pass/index.html
列車にANA便の便名が振られてるのはちょっと違和感あるかも。
まあ時間的に空路の距離ではないですからねえ・・・