JR北海道が中心となって開発したDual Mode Vehicle、略してDMVの乗車票、およびバウチャー券です。
DMVは線路と道路を両方とも走ることができる車両で、閑散線区などでの利用が想定されています。
今回の車両はマイクロバスを改造した車両で、比較的ローコストで製造されたそうです。
4月から一般の方を対象にしたツアー形式の体験試乗会が行われ、早速参加してみました。
6/30にしたのは単純に「スーパー前売りきっぷ」が使える土曜日だから、という理由です。
このツアー、ガイドさんによると、人気殺到だったそうですが、私自身は3/1の発売開始日はすっかり忘れ、ネットで応募したのが3/18、翌日あっさりOKのメールが届きました。
こんな感じなので、知る人ぞ知る・・・と思ってたのですが、実はかなり競争率が激しかったようです。
それはともかく、きっぷの引き取りでひともんちゃく。予約してから一週間で代金支払いですが、遠隔地の場合は電話すれば現地入りしてから支払ってもOKとのことでした。
・・・ので、電話で6/29に新千歳空港駅で支払うと答え、そのまま当日6/29に。
ちょっと一抹の不安を感じたので、改めて電話。
「すみません、予約してた○○ですけど、予約の確認をお願いしたいのですが。」
「はい・・・、あ、確かに承っております、新千歳空港駅でお受け取りですね。」
「はい、20:30ごろに引き取りにきますので、よろしくお願いいたします。」
予約メールには新千歳空港の予約の引き取りは21:00までと記載されているので大丈夫なはず、ところが・・・
「え、新千歳空港駅は20:00で機械とめちゃうんですよぉ・・・」
それは困る。20:00に新千歳に着くのはちょっと無理だ。
「それではですねえ、新千歳空港駅に連絡しておいて、あらかじめクーポン出しておくので、受け取ってください。」
やっぱり確認は大事だよなあ、とそのとき思いました。
無事新千歳空港できっぷを受け取り、いつものように苗穂駅前の温泉銭湯「蔵の湯」で汗を流して携帯を充電したあとに、夜行特急「まりも」の人に。
「まりも」を釧路で降りると・・・寒い。
もうすぐ7月というのに寒いです。
釧路から釧網本線で浜小清水へ。道の駅併設のきれいな駅ですが、道の駅から線路をまたいだ向こう側に目指す黄色い車両はありました。
定員12名なので、たしかに激戦だったかも。家族連れが多いように感じます。
バスに乗ると、砂利道を走ったあとにいきなり線路に。
線路での最高速度は45km/hですが、ゆれがかなりあるのでこれ以上の高速走行は厳しそう。
藻琴駅手前で線路から砂利道に入り、運転手交代。
線路ではJR北海道の運転士が、道路ではくしろバスの運転士が運転するそうです。免許の関係だとか。
道路区間を走るのはどうみても普通のマイクロバスでした。
風光明媚なところを走るはずですが、あいにくの天候で、少々興ざめです。
時間にして45分ぐらいだったでしょうか、あっというまに終わった感じです。
なかなか面白い乗り物ですが、先ほどの免許の問題等、課題は結構ありそうな感じです。
なお、同じ車両とはいえ、鉄道とバス両方乗ることになるので、鉄道がいわゆる契約乗車票、バスがバウチャー券になっています。
これは一般的なツアーで発券されるのと同じ形式ですが、ひとつの車両で乗車票とバスのバウチャー券の両方が必要なのは、日本ひろしといえどもここだけではないでしょうか。
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コメント
DMVに乗ってきました(前)
DMVに乗ってきました(前) DMVとはDual Mode Vehicleの略です。線路と道路をモードチェンジすることによって両方走ることのできる車のことで、
私も激戦を乗り越えて、7月になってから乗ってきました。(ので、この記事非常に参考になりました。)たしかに、コースが変わり十弗湖などの湖岸を周遊したのでお得です。
余談ですが、「ひとつの車両で乗車票とバスのバウチャー券の両方が必要なのは、日本ひろしといえどもここだけではないでしょうか。」と私も思い、現地でガイドさんもそう仰っていました。
ただ、名古屋のガイドウエイバスを効果区間と地平区間をあわせてツアーにすれば同じ状況になるような気がします。(もっともここちらは運賃制度上は鉄道とバスに分けても、鉄道が私鉄と言うことで、一枚の船車券にしてしまうかもしれませんね)
ゆとりーとラインの場合はどうも全区間バス方式(バウチャー券)で運用されそうな気がします。
たしかにJRが運営してマルスに収容されると面白いことになるかもしれませんが・・・