秋田~青森間を結ぶ特急「かもしか3号」の特急券です。
もともとは、盛岡~秋田間の特急「たざわ」が青森まで延長したのですが、秋田新幹線開通に伴い、田沢湖を通らない「たざわ」ではさすがに問題があったのか、「かもしか」に変えられています。
その前は長野~松本間の急行に使われていたりもしました。
現在は485系3~5両で運転されています。
さて、この「かもしか」ですが、外部塗装こそ変えられているものの、室内は国鉄時代の簡易リクライニングシートがずらり。
狭いピッチに足を伸ばせない床下、フリーストップできない座席など、どう考えても首都圏で走っているホリデー快速のほうが座席はいいです。でもこっちは特急料金が必要。
JR東日本は積極的に新車導入など、体質改善を図っていく傾向にありますが、この「かもしか」に関しては忘れ去られたように国鉄時代の匂いを色濃く残しています。
どう考えても接客レベルは20年前のものですが、多客時にはそれでもさばけないので、ボックスシートの583系が変わりに入ることも。
このご時世、さすがにこれで特急料金を取るのは無理がありそうな気がします。
コメント
新潟-秋田-青森は高速道路も無いのに、JRの輸送力が低下しているので、古いままで放置しているのかもしれません。751なんて造るのなら、「いなほ」への転用を考えて653の寒地仕様を造るべきだったのに。
それにしても、この内装は20年前でなく、30年前の内装ではないでしょうか。87年春の段階で「雷鳥」のシートはテーブルつきリクライニングシート(現行と同じもの)に交換されていたのに。
>気分屋さん
485の件、コチラに感想を書かれるべきではないでしょうか。