弘前・黒石・五所川原地区の鉄道・バスが乗り放題の「津軽フリーパス」です。
2日間有効で1,500円。黒石温泉郷や、金木方面に足を伸ばすとあっという間にモトが取れてしまうので、それなりに使いやすいきっぷです。
当初は、冬の記録的な暖冬から、弘前の桜の開花も早いだろうと、4/21~22の週末に弘前で宿を確保。
ところが4月に入ってから低温続きで、桜の咲く気配は全くなく、そのまま出発日を迎えてしまいました。
桜のない弘前城をうろうろしても仕方がないので、あまりじっくりと回ったことがなかった黒石地区を回ってみることにしました。
黒石は昔ながらのただ住まいを残す町。豪雪地区でもあるため、こみせ(小見世)通りには家と一体になったアーケードみたいなものが備えられ、雪の時の通り道になっていたりしました。このうち「高橋家住宅」は国指定重要文化財に指定されており、喫茶店になっています。
その後温湯(ぬるゆ)温泉に移動。
ここには津軽こけしを中心にした「津軽こけし館」があります。
大小5000ものこけしがずらっと並ぶ様は圧巻そのもの。地震が起こったら大変だろうなあ、といらんことを考えてしまいました。
ここの名物が、ふるさと創生1億円事業で作られた純金製のこけし。純銀製のものと並べて置かれており、観覧者は自由に触れることが可能です。
なんでもこのこけしを財政難でやむなく売却(河北新報の記事)することになったそうですが、時価1億5千万はさすがに躊躇します。
温湯温泉はもともと湯治場として有名で、その真ん中に温湯温泉の外湯(鶴の湯)があります。
180円で、朝4時から夜23時まで営業というのはまさに湯治場の外湯ならではです。
鶴の湯の前には客舎(長期滞在の湯治のための宿、ここから外湯に通う。)がいまだに現存し、湯治場としての雰囲気を今に伝えています。
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