特急「成田エクスプレス」の指定券です。
首都圏と成田空港を結ぶ特急として登場しました。
登場時から全車指定席でこれは現在まで続けられています。
当初は大きな荷物をもつ客が多いこと等を考慮したのか、ボックスシートだったのですが、さすがにこれは不評だったようで、リクライニングシートに置き換えられました。
この際、シートの回転は行わない「集団見合い式」のシートとなり、1両の半分の座席が進行方向と反対向きになってしまいました。(後年新造された車両は全席座席が回転する仕組みになっています。)
今回乗車した列車もこのような列車でしたが、車内を見渡すと、進行方向と順方向の座席は満席で、進行方向と逆向きの座席が客ゼロという極端な乗車状況になっていました。
おそらくマルスがそういう風にしたのではないかと思いますが、なんか一種異様な空間です。
最長で12両編成を組むこともあり、成田空港輸送のスタンダードな地位を確立しています。
他の空港連絡列車が沿線需要を取り込む方向に方針転換しているのに対し、
この成田エクスプレスはどうしても客が少なくなる朝方の東京方面、深夜の空港方面を除き、首都圏~空港ノンストップを堅持しています。
これも利用客が多いからでしょう。
ただ、帰りは国際線の到着時刻がまるで読めないため(2~3時間程度のずれはザラ)なので、全車指定席はちょっと厳しいかな、とは思います。
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