京都からはやて一周年記念パスのフリー区間(JR東日本エリア)には日本海3号のA寝台を利用しました。
A寝台であっても日本海4号のA寝台は個室で、AV、洗面台設備等が整ったかなり豪華な寝台ですが、こちらは同じA寝台でも、2段ベッドが並ぶ開放式寝台です。
線路に平行に2段ベッドがすらりと並びます。
客車2段式B寝台は線路に対して垂直なだけで、あまり代わり映えはしません。
もっともベッドの大きさは1m近くあり、荷物を持ち込んだまま眠るのは楽です。
とはいえ、B寝台は6300円、A寝台は10500円と4000円以上の価値があるか?といわれるとちょっと疑問ですね。
この価格でしたら日本海4号のA寝台個室(13350円)を選択しそうです。
眠れないときは喫煙コーナーがあります。
4人ボックスになっており、一種の談話室の役目を果たしています。また更衣室もあります。
当然B寝台に比べると客は少なく、この日のA寝台の客は私を含めて2人でした。
まあ通常はガラガラなのでしょう。
目が覚めると鳥海山が見えました。
またほどなく朝食用の酒田駅の駅弁屋が巡回してきて、駅弁を販売して回ります。
私は鳥海釜めしを購入。朝からヘビーです。
酒田ではB寝台に大量の立ち席客が乗車。でもA寝台はシャットアウトなので静かです。
秋田到着のころには、一面銀世界になっていました。
なお、現在は日本海3号は酒田駅の駅弁屋廃業により、車内販売がなくなっています。
車内に自動販売機もなく、秋田駅の5分停車にかけるしかないという、かなり悲惨な食事事情なので、
乗車前に購入しておくことをお勧めします。
コメント
以前「みずほ」でこのようなA寝台に名古屋→博多で乗りました。やはり個室と違いセキュリテイが心配。このご時世ですので、こういった開放的な寝台は嫌われる傾向にあるのではないでしょうか。
この欄には、はじめまして。
1988年夏、前日に寝台券がとれて、北海道へ行くのにこの列車を使いました。秋田を過ぎるまで寝ていたので、昼前の青森まで空腹のままゆくことになりました。