快速「ムーンライトえちご」指定席券

ムーンライトえちごの指定席券です。
ムーンライトえちごは、国鉄時代末期に臨時急行のダイヤを引用して、上野～新潟間を4,500円で乗れるツアータイプの列車が前身です。
当時は14系客車で運転されていましたが、ほどなく臨時列車化されて、リクライニングシートを備えた165系で運用されるようになっています。
さらに定期化のあと、大垣夜行が「ムーンライトながら」になるのに伴い、愛称の混同を防ぐために「ムーンライトえちご」に改称されています。

長らくグリーン車おさがりのリクライニングシートを装備した165系で運転されていましたが、老朽化が激しくなったために、485系特急型電車に取り替えられることになりました。
車両的には急行型から特急型へのグレードアップですが、グリーン車お下がりのリクライニングシートが通常の特急型の普通車のシートになったため、グレードダウンを指摘する声も聞かれます。

この指定席券はまだ165系時代のものです。
ただ、165系のムーンライトは写真にとっていないため、今回は、165系ムーンライト用車両で運転された臨時快速「こころ」のもので代用です。（笑）

臨時快速「こころ」は、2003年に、ムーンライトえちごが165系から485系に置き換えられたあと、あいた車両を臨時列車として、長岡～越後湯沢間で運転されていたものです。

全車自由席で、当時のNHK連続テレビ小説「こころ」のタイアップ列車として運転されていました。

この臨時快速「こころ」の運転を最後に、ムーンライト用165系は廃車になっています。