特急「メトロはこね22号」特急券

メトロはこね22号特急券

小田急と東京メトロ千代田線直通のロマンスカーは、乗り入れ初期の「ベイリゾート」を除き、先頭に「メトロ」が付くようになっています。
この「メトロはこね」もそのような列車の一つで、千代田線沿線やその先の常磐線沿線から箱根方面に向かうのに便利な列車です。
ダイヤもその傾向があり、午前に北千住から箱根湯本に向かい、午後に箱根湯本から北千住に戻ってきます。
北千住は千代田線、常磐線のほか、東武伊勢崎線やつくばエクスプレスなども乗り入れているため、それらの沿線住民にとっても便利な列車といえるでしょう。

なお、東京メトロに乗り入れるロマンスカーは「MSE」60000形限定となっています。
このため券面の列車名は必ず「MSE」となるはずです。
ちなみに発行場所に「湯本営業センター」は湯本駅改札外の特急券売り場です。小田急の発売箇所名称はかなり細かいですね。JRは「○○駅」で済むのですが。
もっとも箱根湯本は小田急ではなく、箱根登山鉄道の駅です。今は小田原~箱根湯本は箱根登山鉄道の路線なのに小田急の車両しか営業運転しないのでときどき忘れそうになりますが(笑)

消えたトクトクきっぷ

日帰り温泉 箱根湯寮クーポン

箱根湯寮クーポンの帰り券です。

11/22の記事の続き)

さて、VSEで箱根湯本まで来たわけですが、乗車券については小田急が発売していた「日帰り温泉 箱根湯寮クーポン」を利用しました。
これは箱根湯本までの往復乗車券、および箱根湯寮の入湯料がセットになっており、2023年時点で新宿発の発売額が3190円。新宿~箱根湯本の往復運賃が2540円、入湯料が土休日1900円で合計4440円ですので、割とお得なきっぷでした。なお、特急料金は別途必要です。
箱根湯寮は、小田急が開発した日帰り温泉施設で、箱根湯本駅から無料送迎バスに乗ることになります。

箱根湯寮 観光に最適の箱根湯本の日帰り温泉
箱根湯寮のホームについてご紹介いたします。

箱根の日帰り温泉で1日ぐうたらしたい向きには非常に便利なきっぷでしたが、残念ながら箱根湯寮クーポンは2023年9月末で発売終了しています。

箱根湯寮

箱根湯寮入り口。箱根湯本駅は喧噪に包まれていましたが、ここは案外ひっそりとしています。

箱根湯本から送迎バスに乗るといきなり道をはずれ、細い道を上がっていきます。
5分経たずに箱根湯寮に到着。
古民家風の建物が出迎えてくれますが、内装は流石に最近できた施設なだけに洗練されています。
温泉、レストラン、休憩所、リラクゼーション室など日帰り温泉施設一通りの施設が完備しており、ぐだぐだと過ごすにはピッタリ。あとややお値段高め(120分10000円前後から)ながら部屋付きの家族風呂がかなり多く設置されており、家族水入らずで過ごすのに便利です。

いつも通り?温泉と休憩所を往復しているとあっという間に帰りの時間になってしまいました。

メトロはこね22号

青い車体もすっかりおなじみになったMSEを使用した「メトロはこね22号」。ロマンスカー最長距離を走る列車です。

箱根湯本駅に戻ると、よく考えたら風呂と休憩を繰り返しただけで、昼食取ってなかったことに気づき、箱根湯本駅の売店で弁当を購入。
そのまま北千住行き「メトロはこね22号」に乗車です。

程よくあったまったはずなのに流石に2月の箱根は寒く、体が冷えてしまってました。
麦酒も買っていたのですがいまいちその気にはなれず、しばらくは外を見て日向ぼっこ。
小田原まではそろそろと進んでいきます。

大海老天

箱根なのになぜか海老天丼(笑)なぜこれをチョイスしたかは未だ不明。

小田原を過ぎたあたりで、遅めの昼食です。
購入したのは海老天丼。確か1000円也。ただ外国人観光客が多い土地柄か英語表記が入っており、「HAKONE Tenpura」そうか天ぷらって一応そのまま海外で通じるんでした。

開けると大きな海老天が2匹とイカ天が2きれ。あとはカマボコなど添え物とごはんだけのかなりシンプルなつくり。
ちらっと見えた富士山を追いかけながら海老天丼はあっさり完食です。ちょっと価格の割にシンプルすぎるかな?

代々木上原で運転停車して運転士交代すると、東京メトロに乗り入れます。
表参道に到着するとすっかりいつもの日常の光景が広がります。2時間前には温泉でのほほんとしていたのと比較してると、日常と非日常を結んでくれる鉄道の楽しさを改めて感じさせてくれました。

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