「WEST EXPRESS 銀河」の乗車証明書です。
「WEST EXPRESS 銀河」は、車掌が出雲市側から順に米子車掌区、岡山車掌区、大阪車掌区がそれぞれ受け持ちますが、それぞれ乗車証明書を配っています。
大阪車掌区のものは、最近流行のトレーディングカード風のもの。銀色の袋に入っているのもそれらしく感じます。表面は夜の銀河で、スキャンすると真っ黒になりましたが、実際はダークブルー(瑠璃紺)になります。
米子車掌区のものは一般的タイプの乗車記念カードとなります。表面が山陰地区を走行する「WEST EXPRESS 銀河」、裏面が列車の案内になります。
岡山車掌区のものは名刺風の乗車記念カードとなります。表面が「GINGA」の案内、裏面が列車の写真や内装の写真となります。
車掌区ごとに乗車記念カードが発行されるのも異例ですが、そのタイプも三者三様。特に大阪車掌区のは図柄が6種類あるそうで、どれがあたるかは開けてみてのおたのしみ、だそうです。
気がつけば瀬戸内
(6/21の記事から続く)
中庄の待避線で時間調整をしているうちに眠ってしまいましたが、起きてみたら外が明るかったので、ちらりと外を見ると大久保駅でした。
西明石駅の一つ西隣の駅で、数年前に通勤特急「らくラクはりま」が停車するようになり、話題になった駅です。
この駅は時間調整によく使われるほか、折り返し設備もあるためダイヤ乱れなどのときは大久保発着の新快速などが出現したりします。
4号車フリースペース「遊星」に行き、最近流行りのARで満奇洞を見ていると、大久保駅を発車。西明石を過ぎ、おはよう放送が入ってきました。
明石駅を過ぎると瀬戸内海が見えてきます。瀬戸内海ですが、大阪湾と播磨灘の境界線はどこなんだろうと、ふと考え込んでしまいました。
地政学的にはあまり明確な区別はないそうですが、一応行政的には朝霧川を越えると海域としては「大阪湾」なんだそうです。
朝霧川は朝霧駅の西側で越えますが、むしろ明石海峡大橋の東側を大阪湾ってしたほうがスッキリしそうな気もします。。。そんな明石海峡大橋が見えてくると、車内でも案内がありました。
海が見えなくなると間もなく神戸、そして三ノ宮。
既にたくさんの客がおり、1日が始まったことがわかります。三ノ宮では乗車しようとした外国人もいて、駅員がJAPAN RAIL PASSでは乗れないことを一生懸命説明していました。そうか、JAPAN RAIL PASSだとなんでも乗れると思われてしまうのか・・・
大阪駅には定刻に到着。
半分ぐらいの客が下車していきました。みんなホームでストレッチしているのは今も昔も変わりませんね(笑)
「WEST EXPRESS 銀河」はクルージング列車として登場しましたが、先行する豪華列車とは異なり、シンプルな内装、サービスで沿線自治体と協力して旅を盛り上げるというのが基本コンセプトとなっています。。
このため、こういうクルージング列車に不可欠なアテンダントはこの銀河には乗務してませんし、盛り上げるのも沿線自治体まかせという面があります。
また、食事も1万円以上する豪華ディナーとは一切やらず、駅弁だったり立ち食いそばだったりと「普段の延長」上に提供するスタイルになっています。
豪華クルージング列車全盛の中、あえて気軽に乗れる列車というのはどこまで支持されるのかはわかりませんが、少なくとも現在のところは狙い通りの効果が出ているのではないかな、と思います。
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