快速「リゾートしらかみ2号」指定席券(2023年度版)

リゾートしらかみ2号指定席券

3/13の記事の続き)

青森駅近くのホテルで一泊し、全国旅行支援クーポンを入手。しかし、青森県はかなり厳しいねえ。有効期間がチェックアウト日なのはまあたいていの都道府県がそうなので、いったんおいといて、青森県のクーポンは利用できる範囲がかなり狭い。

基本的に青森は土産屋か観光施設に限られています。今回の行程は、朝8時過ぎの「リゾートしらかみ」の予定。流石に土産物屋はこんな時間開いてないし、観光施設ももちろんだめ。ちょっと頭を抱えてどこで使うか考えてたら、駅前のアウガの地下の生鮮市場で使えることがわかり、しかも早朝から営業しているということでちょっと立ち寄り。

青森駅前

青森駅前の様子。前日の雪解け水がカチンコチンに凍ってスケートリンク状態に。あぶねえ。。。

駅前ですが、雪解け水が完全に凍ってツルツル滑ります。こえええ・・。
恐る恐る進んでアウガに到着。流石にこの段階で生鮮品は無理なので、干物を購入。当然酒のツマミ用です。まだ飲む気ですが(呆)

10年たったハイブリッド車両

青森で発車待ちの「リゾートしらかみ2号」。

青森で発車を待つ「リゾートしらかみ2号」です。線路わきは雪がまだまだ残っています。

今日のトップバッターは「リゾートしらかみ2号」。今日は青池編成が担当します。
ハイブリッド気動車であるHB-300系が使用されています。すでに導入してから10年以上が経過しており、自身も乗車は2回目。前回はボックスシートでしたが今回はリクライニングシートを選択しています。

快速「リゾートしらかみ3号」(B室)指定席券
北東北シリーズ?です。今度は五能線の定番のリゾート列車「リゾートしらかみ号」の指定席券です。 リゾートしらかみは、秋田から風光明媚な五能線を経由し、弘前・青森を結ぶ観光列車です。 なお、指定席券は「3...
リクライニングシート

リゾートしらかみのリクライニングシート。かなり座席の間隔がゆったりしているのが特徴。

リクライニングシートはかなり間隔が広くてゆったり。ハイデッキ構造になっており、窓が大きいこともあってかなり景色がよく見えます。
ただ、流石に10年以上前の車両なので、コンセントの設備はありません・・・が、流石に長距離乗車が多く要望が多かったのか、1、4号車の展望ルームにコンセントが設置されて自由に利用できるようになっています。

また基本的にA席が海側席になるため、A席がねらい目となりますが、当然ですがA席は瞬殺でした。(後述)

雪の中を走行

青森を出発して青森から山越えをすると、津軽平野に出ます。雪晴れの中を爆走します。

青森を出発。新青森までは指定席券なしで乗車できるので、新青森で降りる人もちらほら。
新青森を出て津軽新城を通過すると山越えとなり雪の中を進みますが、大釈迦駅を過ぎると津軽平野となり、右手に岩木山を見ながら疾走します。
弘前で方向転換。さらに川部でも方向転換していよいよ五能線に入ります。

五能線の旅

弘前を出て川部から五能線に入ります。
ここから3号車にあるイベントスペースで、津軽弁の語り部による昔話が行われます。内容はモニターで各号車でも放映されますが、イベントスペースにも人が集まっていました。
さらに五所川原からは津軽三味線の生演奏が。こちらも3号車のイベントスペースなのですが、3号車の指定席で聞いていると生演奏と放送の演奏が変な立体感をもって伝わり、なんか不思議な感覚になります。
津軽三味線自体はなんどか聞いているので、特に「津軽じょんがら節」はメロディラインをだいたい覚えていたので、思い出しながら聞いていました。

津軽三味線は鯵ヶ沢駅まで。ここからは海沿いの区間になります。

千畳敷

千畳敷です。岩の上にいっぱいある白いアレは、どう見ても鳥のふん・・・

岩舘からは海沿いを走行します。しばらくすると岩がゴツゴツしたところが見えたかと思ったら千畳敷駅に到着。ここで15分ほど停車するので、海岸を探索できます。

千畳敷とは海岸が隆起してできた面で、全国に見られますがここは深浦千畳敷と言われています。かつて津軽の殿様がここに畳を敷いて宴会をしていたということですが・・・鳥のフンだらけで美しくない(困)
津軽の殿様は鳥のフンは気にならなかったのでしょうか・・・?

このあたりから深浦までが、この旅の最も景色が良好な区間となります。

深浦手前の海岸

深浦手前ではこのように岩が突き出たような光景が広がり、五能線のハイライトとも言えます。この付近は徐行します。

特に深浦手前では徐行してじっくりと海岸線を眺めることができます。
深浦で上りの「リゾートしらかみ1号」と交換します。こちらは「橅(ブナ)」編成で、同じHB-E300系でも2016年製と比較的新しい車両です。

橅編成

深浦駅で橅編成と行き違いになります。

「橅編成」はまだ未乗車で、乗ってみたいものです。。。。
さらに南に進み、ウェスパ椿山で不老不死温泉へのと思われる客が下車。ただなんというか、ちょっと飽きてきました(笑)

車内を見渡すと、みんな同じような感覚だったようで、居眠りしている人が結構います。リゾートしらかみは青森から秋田まで約5時間強と、ちょっとばかり乗車時間が長すぎるのが難点といえば難点でしょうか。(その分じっくり楽しめますが。)

さて、リゾートしらかみですが、従来は車内販売が乗務して飲み物やお菓子などを販売していましたが、昨年12月の五能線全線復旧に伴う運転再開でなくなってしまいました。
代わりに登場したのが無人レジ。

無人レジ

車販準備室を改装して作られた無人販売所。

ボックス席がある2号車の車内販売準備室を改装し、飲み物やお菓子、土産物の無人販売が行われていました。最近流行の無人販売が鉄道車両にもついに登場です。
品物を選んで、左側のバーコードスキャンで読み取って支払いする方式で、現金は使えず、Suicaかクレジットカード限定となります。かなり思い切った合理化だなあ、とは思うものの、正直なところ乗務が5時間超というのはかなり厳しいとも思うので、ありなのかもしれません。

ただ、車内放送でこのセルフレジの案内は一切やってなかった気がします。もしかして車内で飲み物とかは買えないと思ってた人もいるかも。
あと現金が使えず、Suicaチャージとかもできないので、買いたくても買えない人がいる可能性もあるかも。

東能代で五能線から奥羽本線に入りましたが、流石に疲れ果てて寝ている人が大半でした。。。

えきねっと事前予約 VS えきねっと一か月前予約。

さて、このきっぷはえきねっとで購入しました。
が、乗車しようと思いついたのが一か月と3日前。
「リゾートしらかみ」はA席を狙いたいので、一か月以上前の「事前受付」でA席指定で予約を入れました。
これで一安心・・・と一瞬は思ったもののなんか嫌な予感がしたので、えきねっとで一か月前購入も同時に参戦。

一か月前の10時の時報と同時に、パソコンでえきねっとを操作して「リゾートしらかみ2号」のA席を確保。
一方、事前受付は見事に撃沈しました。
つまり「10時打ち」>「事前受付」だったということです。

「事前受付」はあくまでも「受付」であり、予約が確定したわけではありません。発売日の朝10時に順次予約処理を行っているようです。このため、必ずしも10時きっかりに座席を押さえてくれるわけではないことに留意する必要があります。

じゃあこの順次予約の順番は・・・と言われると、事前受付の順番という説が有力ですが、今のところ不明

人気が集中しそうなリゾート列車はえきねっとの「事前受付」で安心せずに、えきねっとの10時打ちも併用したほうがよさそうです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました