「サロベツ」指定券(指定席往復割引きっぷ/Rきっぷ)

サロベツ号指定券
Rきっぷ・かえり

Rきっぷの帰り券です。この当時の価格は13580円。

行きはスーパー宗谷で向かった帰りは「サロベツ」を選択しました。
券面の発券先の「電話案内予約」というのは、JR北海道の指定席の電話予約サービスになります。指定席予約ですが、トクトクきっぷが利用できる区間は同時に購入することができます。現在はえきねっとに代替され消滅しましたが、道外から電話でトクトクきっぷが買える仕組みは便利でした。

稚内駅はリニューアルしてますが、最果ての雰囲気は健在。
オフシーズンの稚内はひっそりとしています。

雪の稚内駅

稚内駅には最北端の碑があります。駅舎から離れているのは、駅自体がリニューアルで南に多少移動したため。

最北端の碑は雪で囲まれていました。本来ならば線路が碑まで続いているのですが、雪で囲まれて全く見えません。
夏場は観光客でにぎわう稚内も、冬はひっそりとしています。もっとも私は夏より冬の稚内のほうが好きですが。

スラントノーズのサロベツ号

稚内駅に戻ると、「サロベツ」は既に入線していました。

サロベツ号指定席

サロベツ号稚内寄り先頭車です。

ヘッドマークはサロベツ原生花園と利尻富士にエゾカンソウの組み合わせ。いかにも北の特急らしい組み合わせです。
稚内方は指定席となり、最前列は事実上の展望席。過去2階ほど座っています。

特急「サロベツ」指定券
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一方、札幌方は2016年に車両変更がなされ、なんとスラントノーズ型が「サロベツ」に入ってきました。

キハ183札幌方

キハ183系の札幌方はなんとスラントノーズ型になっていました。国鉄時代のキハ183初期車になります。

こちらのほうがヘッドマークが大きく、くっきり見えます。迫力という面ではこちらのほうが上でしょう。
とはいっても車内は「サロベツ」の場合、やっぱり指定席になります。

指定席車内

「サロベツ」指定席はコンセント付でシートピッチも拡大しています。

指定席は座席のピッチが拡大され、なんといってもコンセントが設置されたのがうれしい。
5時間強なので、コンセントは大当たりだと思います。
「サロベツ」キハ261置き換え後は2023年1月現在、「オホーツク」「大雪」の自由席として最後の活躍をしていますが、やっぱり「当たり」の車両でしょう。

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稚内を定刻に発車。先ほど「スーパー宗谷1号」でたどったルートを戻っていきます。
同じ景色であっても、車両が違うと印象もかなり異なり、キハ183での車窓はキハ261よりちょっぴりレトロな景色に見えました。とはいえ、名寄を過ぎると時速110km/hで快走します。

今日は雪の日。札幌に着くと、ヘッドマークはすっかり雪に覆われてしまいました。

札幌駅到着のサロベツ

札幌駅到着のサロベツ。スラントノーズは雪が付きにくいのが特徴ですが、それでもヘッドマークは雪で覆われてみえずらくなっていました。

札幌到着サロベツ。稚内方

こちらは稚内よりの車両。意外と先頭よりも最後尾のほうが雪がびっしり着く傾向がありますが、今回の場合、スラントノーズだから雪が付きにくかったのではないでしょうか。

こんな雪国を永年走り続けたキハ183系スラントノーズ車ですが、「サロベツ」での活躍はわずか1年たらずでした。その後一時「大雪」「オホーツク」にも使用されていましたが、その後南国タイで第二の人生を歩んでいます。

【タイ鉄道】第2の人生を歩むキハ183系 | 【公式】タイ国政府観光庁
【公式】【タイ鉄道】第2の人生を歩むキハ183系 。タイ国政府観光庁日本事務所が提供するタイ観光案内サイト。タイ国の基本情報や旅行の基礎知識の案内をはじめ、観光施設、宿泊施設、グルメ、イベント、買い物...

前照灯の位置が変わったりと多少顔つきが変わってますが、日本最北端で雪と格闘していた車両がこうやって暑い南国で活躍することになろうとは、このときは全く思ってませんでした。(笑)

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