京都の二条から常磐線の北千住までの片道乗車券です。
二条は京都市内、北千住は東京都区内ですから本来ならば、特定都区市内制が適用されて「京都市内~東京都区内」となっていますが、今回は両方とも単駅となっています。
理由は経路にあります。
経路を見ると「山陰・山口線・新山口・新幹線・東京・新幹線・仙台・東北・常磐」となっています。
地図とにらめっこすればわかりますが、京都市内の駅を出発して、京都市内の駅を出てからもう一度京都市内の駅を通り、東京都区内の駅を通って、いったん東京都区内を出てから東京都区内に戻ってくるというルートになっています。
詳しくは「京都市内~小出~鳴門」連続乗車券 」で説明しているとおり、同じ都区市内駅を2度以上通過すると、特定都区市内制のルールが適用されません。今回のきっぷは出発駅の市内、到着駅の都内を両方とも2度通過してしまっています。このため、発駅着駅ともに単駅となってしまいます。
前回の連続乗車券のときは見事に適用されず、京都市内駅発なのに京都駅で途中下車してしまうというおかしなことをやっていましたが、今回は発駅・着駅ともに単駅で発売されていました。
さて、この乗車券、京都から山口に向かい、東京経由で仙台に出てからまた都内に戻るという一筆書きになっています。
13日間有効で22,050円。距離は2352.5kmですから、キロ単価にして9.4円と、10円を切ってます。
これだけではピンとこないかもしれませんが、たとえば
東京~静岡:180.2km 3,260円、キロ単価:18.1円
東京~大阪:556.4km 8,510円、キロ単価:15.2円
キロ単価で考えると、今回のきっぷは東京~静岡で買ったときのほぼ半額となりますね。
距離が伸びれば伸びるほどキロ単価が安くなるJR運賃の特徴がよくわかるかと思います。
このため、一筆書きにすると案外安上がりになったりますね。
有効期間が約2週間あるので、二条から山口に行って京都~東京に戻っていったん帰宅し、さらに翌週の週末に東京からいったん仙台に出てまた東京に戻るという形で、旅行を2度に分けた形としています。
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