特急「トマムサホロスキーエクスプレス」指定券

20100411

札幌~南千歳~トマム~新得を結ぶ特急「トマムサホロスキーエクスプレス」の指定券です。
主にスキーツアーの団体向けに設定されている列車ですが、団体枠全部が満席になることは案外少なく、2週間前になると一般に放流されるので、「一ヶ月前よりも当日に取りやすい列車」の筆頭に上げられる列車でもあります。

この列車は「クリスタルエクスプレストマム・サホロ」が主に使われ、編成真ん中のダブルデッカーと編成両端のパノラマシートが特徴です。
運転台は2階になっており、小田急のロマンスカーのような感じ。
ダブルデッカーは2階は4人用ボックスシートとサロン、1階は個室となっており、個室は本来はグリーン車であるものの、普通車指定席として使われるほうが圧倒的に多く、この冬の「トマム・サホロスキーエクスプレス」は、談話室、更衣室として使われて、通常売り出しさえ行わなくなりました。
それだけ売れないということでしょうか。
なお、ダブルデッカーの2階が自由席、残りの車両が指定席となっています。

20100411_2 狙いはやっぱり編成先頭の展望シート。
特にこの区画を特別枠としているわけではないので、純粋に早いもの勝ちです。
この日は、前々日に指定の有無を聞いたら、最前列の1A席が空いていたので、即確保しました。

南千歳を出ると、左に折れて一直線に東に向かいます。平原地帯では延々と直線が続くのがいかにも北海道。
小田急のパノラマカーに比べると当然自然の雄大さに圧倒されます。

南千歳~追分~新夕張~新得の石勝線は、その大半が昭和56年に開通した新線区間で、快調に飛ばします。ただ「スーパーおおぞら」に比べると、どうしても鈍足なのは否めず新得到着時には、後ろからスーパーおおぞら5号が迫っている状態になります。

車内のモニターは沿線のスキー場の案内だったりと、やはりスキー客を意識し、また客層もスキー客がほとんどですが、冬の雪を巻き上げながらの前面展望は一度体験することをお勧めします。

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コメント

  1. むね より:

    2月中旬に新得から利用しました。
    この日は残念ながら、天候が悪く視界不良で残念でしたが。
    面白かったのは、冬の時期の北海道は定時で動く貴重な移動手段であることからどの特急に乗っても満席。
    JR北海道だけはこの時期、繁忙期というのもよくわかります。
    この列車も新得からであるにもかかわらず、前面展望で自分以外は背広姿が並んで座り、ある意味ロマンスカーみたいでした。

  2. ふりこ より:

    ダブルデッカーの1階席、以前はコンパートメント券を発売していた時期がありましたね。
    いまこの種別の切符を販売しようとするとかえって面倒くさいかもしれませんね。定員で利用したら一般席と同価格だったので(1人利用なら一般座席指定より510円高いだけ)、キハ183系「スーパーとかち」同様、気の合う人と酒盛り用個室として最適だったのですけどね。

  3. ぱーぱー より:

    >むねサマ
    冬の北海道のJRは全般的に混んでますよね。
    スーパーおおぞらなんかは平日でも10両連ねて走ってますし。。。

    >ふりこさま
    夏の富良野方面の列車として走るときは今も個室扱いだったような気がします。
    でも一応車番は今でも「キサロハ」なんですよね。

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