関西1デイ納涼パス

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関西地区では従来が1日乗り放題系のきっぷとして、京阪神おでかけパスやその後継の関西おでかけパス、昨年の夏休みにはフリー区間を拡大した関西夏休みパスが発売されていましたが、2009年夏は、在阪民鉄とタイアップした形で「関西1デイ納涼パス」として登場しました。

フリー区間は昨年の関西夏休みパスと同様。値段は1500円上がったものの、特急は別料金追加で利用可能となったほか、京阪、および南海のフリーきっぷがついてきます。
京阪は叡山電車が乗り放題の「鞍馬・貴船フリーチケット」を、南海は「高野山フリーチケット」をセットにしています。
京阪の乗り換え指定駅は京橋、東福寺、南海の指定駅は新今宮で、ここで、マルスの引換券をそれぞれのチケットに交換することになります。

価格的には微妙なところで、私鉄を使わないと3,500円というのはちょっと厳しいかなと思います。
また使うにしても意識的に乗らないと、ICOCA・PiTaPaでそのまま乗ったほうが安かったということもあります。
ただ遠方からは非常に便利ではあり、たとえば姫路からとか、和歌山から京阪沿線といった使い方だと大幅にモトが取れてしまいますね。
スルKAN3daysでJR抜きで上記のようなことをしようとすると、日帰りでは非常に厳しくなりますが、大きなネットワークと速達性をもったJRと地域ネットワークの私鉄の組み合わせは、なかなかいい組み合わせでしょう。

フリーエリア中心部から使う場合は注意しないといけませんが、面白い試みとは思います。
秋にも同様のきっぷが発売されましたが、こちらは価格が下がっています。
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