霧島温泉駅から25kmまでの自由席特急券です。25kmまでは300円と非常に安いです。
JR九州は九州新幹線開業前に大部分の駅で端末を導入して、大型の手売りの乗車券を駆逐しましたが、
端末が導入されていない一部の駅で残存しています。
霧島温泉駅は温泉とは言うものの、駅前に温泉はなく、ここからバスで行くことになります。ごちらかというと霧島温泉口といった感じでしょうか。むしろ日豊本線の霧島神宮駅の前に足湯があり、こっちのほうが温泉駅らしい感じを受けます。
霧島温泉駅は駅事務室を改装してそば屋「停車場」を営業しています。
立ち寄るには本数が少なく、営業時間も短いため(15時には閉店)に少々大変ですが、特急「はやとの風」吉松行きに乗ると、出前してくれるので、これを利用することもできます。
またこのそば屋できっぷを販売しています。
霧島温泉駅は昔牧園駅、そして霧島西口駅と呼ばれていた歴史の古い駅で、開業は明治になります。
開業当時は鹿児島本線の一部とされ、幹線でした。
このためこの牧園駅は10両以上も止まれる長いホームがあり、これは現在も長いホームとして現存しています。
このバカ長いホームの端にいると、幹線からローカル線に転落した肥薩線の悲哀がなんとなく伝わってきそうです。
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