「旭川～稚内」Ｓきっぷ

3/5の記事で「利尻」の寝台利用券の話が出ていましたが、これの元となったのがＳきっぷ。旭川～稚内間です。

Ｓきっぷは自由席往復割引きっぷということで、特急の自由席で往復する場合に割引するものです。長距離は指定席付のものが主流なのでＳきっぷは比較的短距離の区間が多いですが、このように比較的長距離のＳきっぷもあります。
一昔前までは、短距離はＳきっぷ、長距離はＱきっぷといわれていましたが、Ｑきっぷはほとんど壊滅状態です。
割引率は結構千差万別ですが、この旭川～稚内の場合、通常利用で15,120円が9,800円ですから約35％引きとかなりの高割引になりますね。

さて、行きは先述のとおり特急「利尻」。帰りは「サロベツ」で利用しました。
スーパー宗谷のほうがいいのですが２号は朝早すぎ、４号だと真っ暗になってしまい景色が楽しめないのでどうしてもサロベツ利用になってしまいます。

厳寒の中、宗谷本線を特急「サロベツ」は南下します。
途中の音威子府近辺の天塩川あたりの光景が、かなり北海道らしくて私個人的にイチオシです。しかし、この日、天塩川は川の表面の大半が凍結、一部見えていた川面から湯気が立ち上っていました。

また、シカがこのあたりやたら多いです。この日もシカをよく見かけるなあ・・・と思ったら急停車。
どうやらシカをはねたらしく、運転士が状況を調べにいきます。
特に問題はなかったようですが、こういう事故も北海道ではよくあるようです。
JR北海道としては頭の痛い問題ですが、野生動物が相手なだけに、対策はちょっとやそっとでは済まない気がします。