来年3月で廃止される留萌本線深川~石狩沼田間のうち、石狩沼田->北一已の乗車券です。常備券スタイルで、以前はなかったはずですが、数年前に置かれるようになったそうです。
「北一已」は「きたいちやん」と読み、ちょっとした難読駅名ということもあって、今年4月から常備券が発売されるようになったとのこと。同時に旭川に相当する1210円の常備券も発売していました。
以前まであった深川までの常備券と、常備のSきっぷは引き続き発売しています。


石狩沼田駅で掲示されていた、現在の石川沼田駅の販売体制は下記のとおり。
常備軟券
石狩沼田->北一已
石狩沼田->深川
石狩沼田->1210円区間
深川~札幌「Sきっぷ」
深川~旭川「Sきっぷ」
出札補充券・料金補充券
料補は指定席は×。自由席のみ。
出捕は発売区間に制限あり。
料補・出捕とも列車在線中の発売は中止。
なお、石狩沼田駅の窓口は平日営業、土休日休業が原則ですが、来年3月の廃線を前にして12月から土休日を臨時営業し、平日を臨時休業にするパターンが増えています。一応営業日と営業時間は沼田町のホームページにありますが、昼までの営業もあるので注意。
どうみても惜別客目当てですが、節度ある購入を心がけましょう。
残り100日の石狩沼田駅
この日の留萌本線は廃線まで残り100日ということで、なにやらイベントが駅舎内で行われており、にぎやかでした。
駅舎内ではクリスマス装飾がなされ、餅つきが行われ、コーヒーなどがふるまわれていました。
またきっぷの窓口が従来の窓口が閉じられ、改札口に近いところに真新しい窓口ができていてそこできっぷを販売していました。また鉄道グッズも豊富にあります。
前回訪問時に比べると廃止が近いからかかなりの賑わいです。
なんと駅そば屋まで営業。いつから営業していたかは知りませんが、少なくとも2年前の訪問時はなかったはず。しかし、最近なぜか駅そばの復活がブームになっているような・・・(意味深)
もっともホームに上がれば一昔前の石狩沼田駅です。
棒線ホームに1両編成の気動車がちょこんと停まる様は3年間の期間限定の終着駅とはいえ、それなりに終着駅の雰囲気を漂わせていました。
しばらく待つと石狩沼田止めの列車が到着。全員がおりて、そのまま折り返しとなります。
キハ54の1両編成。一時期はキハ150も使用されていましたが転出等で旭川地区での運用がなくなり、キハ54のみに代わっています。
全員着席できるぐらいの混雑で深川駅を発車。
北秩父別駅は一部の列車のみ停車。待合室がなく、ふきっさらしのホームのみで冬はいかにも寒そう。もっともここから乗る地元民を見た記憶がない(笑)
秩父別は、温浴施設が近くにあります。駅舎はかなり使い込まれた感じの木造駅舎です。
北一已駅はホームと駅舎がやや離れています。もっとも駅舎は先の秩父別は味がある古い木造駅舎と言えましたが、こちらは駅名標がなければ廃屋とあまり変わりなさそうな気がするんですが・・・
そして15分ほどで深川駅に到着です。深川駅では「ありがとう留萌本線・記念入場券」が発売されていました。
入場券が1枚210円なので、5駅分で1050円。台紙がついてきます。なお、2025/12/31までの発売ですが、来年になれば新商品が発売されそうな予感(笑)
表紙は留萌本線が深川~増毛間があったときの車両などの写真になります。SLすずらんや春先のみ運行されていた増毛ノロッコなど、まだまだ活気があった在りし日の留萌本線を思い出させてくれますね。










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