「ホームライナー浜松3号」乗車整理券(新幹線なるほど発見デー)

ホームライナー浜松3号乗車整理券

JR東海静岡地区のホームライナーである「ホームライナー浜松3号」の乗車整理券です。比較的短距離の走行が多い「ホームライナー」ですが、「ホームライナー浜松3号」は5号とともに沼津~浜松間130.9kmと2025年時点でJRのライナー列車では最長となっています。
かつては三島発だったり、「あさぎり」で使用した371系を使用してたり、また通勤客メインのライナーではめずらしく土休日も含めた毎日運行だったりしましたが、現在は平日のみ、そして373系での運転のみとなっています。

もっとも各駅停車ばかりの東海道本線静岡地区では貴重な速達列車でもあり、土休日も運行とあって特に東京から名古屋に青春18きっぷで帰宅するときには半ば「定番」の列車でもありました。
さらに2022年ダイヤ改正までは浜松で2分停車して普通列車豊橋行きに化けるという、隠れたお買い得列車でもありました。

現在は浜松到着後、いったん回送となり、一本後の20:43発の豊橋行きに充当されます。

乗車整理券は座席指定タイプとなります。基本的にホーム上での券売機でのみ発売となり、それ以外の発売はありません。(車掌から購入可能)
土休日運休で利用しずらくなった感はありますが、それでも青春18きっぷユーザーには乗車整理券が330円と安価なこともあってそれなりに支持があるのではないかと思います。

絵入りヘッドマークがあるとやっぱり華やか

ホームライナー浜松

側面の方向幕はシンプルに「ホームライナー浜松」の列車名表示。JR東海はライナーでもちゃんとシートカバーをつけてくれます。

それまで沼津のベアードブルーイングの工場でここ日本?ってぐらい外国人だらけの中、ぐだぐだ飲んだあと、沼津駅に向かいます。沼津の売店を覗いてみると、タモリカップのビールが。これは買わねば・・・とまだ飲むんかい。

ベアードブルワリーは2014年に修善寺に工場を移転しました。

とまあ、沼津から宿泊地の浜松に向けて「ホームライナー浜松3号」に乗車。373系6両編成です。
車内に入ると真っ白なヘッドレストのシートカバーがまぶしい。
「ムーンライトながら」など快速、普通で使用するときはシートカバーは取り外しますが、ホームライナー、急行、特急に使用するときは例外なくシートカバーを取り付けます。
このあたりの几帳面さはさすがJR東海と言うべきか。
特急なのにシートカバー省略なんてやっている隣の会社はもう少しこのあたりきちんとしてほしいです。

特急「いわき」特急券
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ヘッドマーク

側面方向幕とヘッドマーク。ヘッドマークは絵入りです。

側面方向幕は「ホームライナー浜松」と極めてシンプル。一方、ヘッドマークは絵入りで朝と夜を組み合わせたもの。朝会社に向かい、夜帰宅するイメージなのでしょうか。なかなか凝っています。

で、どっぷり飲んだためかたちまち車内で熟睡。各駅の乗り降りを確かめようと思ってたのですが、富士駅ですら気づかなかったのでおそらく着席すると即寝てしまってます。
気が付いたら静岡を過ぎ掛川停車中。そうなると終点浜松まではもう少し。浜松からそのまま豊橋行きに化けますので乗り過ごしてなるものか、とそこからは眠気をぐっと我慢していたのはよく覚えています。

なくなった新幹線なるほど発見デー

新幹線浜松工場

新幹線浜松工場は、新幹線しかありません。当然といえば当然。

浜松で泊まった最大の理由は「新幹線なるほど発見デー」参加のためでした。

新幹線なるほど発見デーは1995年から毎年7月に行われてたJR東海新幹線浜松工場の公開イベントで、2日間で2万人もの来場者を集めるイベントです。
アクセスは浜松駅から専用のシャトルバスに乗る必要がありますが、そのバスの乗車が500mほどの大行列となっており、まずバスに乗るだけで一苦労。シャトルバスで10分ほどで浜松工場に到着です。

バスを降り、ぶらぶらとあるくとさっそく検査中の700系を発見。当然ですが16両編成はばらばらにされ、車輪も取り外されています。

N700系先頭車

こちらはN700系先頭車。先頭部分の非常用連結器カバーが外された状態です。

さらに庫内を歩くとN700系も発見。先頭部の非常用連結器カバーがはずれた状態です。車輪もはずされ床下もよく見える状態に。

新幹線移動イベント

大人気の「新幹線空中移動イベント」さすがの人だかりで、カメラで撮る人多数。

そんな中で一番の人気イベントがおそらく新幹線車体上げ、空中移動、そして車体載せイベント。案内が入ると立ちどころに人だかりができ、N700系が持ち上げられるとおおっと歓声が上がっていました。

ドクターイエロー

こちらも大人気のドクターイエローである923形電車。正面から撮影できるのはこういうイベントならでは。

もう一つ人気なのがこの923形電車の展示。通称「ドクターイエロー」と呼ばれ、なぜか知りませんが「目撃すると幸せになれる」と言われてました。
さすがに車内の見学イベントの抽選は外れて外からの見学のみとなりましたが、それでも正面から写真が撮れるのはこの車庫イベントならではないでしょうか。

1日楽しめたこの「新幹線なるほど発見デー」はコロナ渦の2020年度以降は中止となっていました。しかし、復活せずに2023年度にそのまま終了となりました。

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JR東海は4日、浜松工場で普段見られない新幹線の姿を見学し、その魅力に触れる機会として「JR東海 浜松工場へGO」ツアーを開催すると発表した。これまで開催されてきた「新幹線なるほど発見デー」を終了する...

2023年度からは、「新幹線なるほど発見デー」にかわり「浜松工場へGO」ツアーとして有料のツアー形式として催行されるようになっています。(2025年度は10/25、26実施。詳しくはこちら
最近は車庫の公開について一般公開形式ではなく、こういう有料のツアー形式のところが増えましたね。
それがいいのか悪いのかわかりませんが、有料ゆえに期待度が高まっている分、公開するほうも結構大変なのではないでしょうか。

 

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