新幹線「つばさ146号」指定券(キュンパス)

つばさ146号指定券

「キュンパス」の指定で確保した「つばさ146号」指定券です。「つばさ」は全車指定席のため、「キュンパス」の指定券確保の優先度は高めになります。
もっとも新庄~福島間は指定席確保しなくても空席に座ることが可能ですが、この日の「つばさ146号」は満席。デッキにも人が立っている状況なので、指定席確保の優先度は高いのではないでしょうか。

「キュンパス」で指定席の優先度の高いのはやはり「全車指定席の新幹線」でしょうか。これを新幹線特急券別買いしてしまうとかなり高額出費になるため、「全車指定席」の列車を確保しつつも、「やまびこ」「あさま」といった自由席付きの列車をいかに有効に活用するのかが、「キュンパス」を使いこなす一つのポイントになるのではないでしょうか。

豪雪地帯の米坂線(代行バス)を行く。

代行バス

坂町駅前で客待ちする代行バス。観光バスタイプを使用。

3/2の記事から続く)

坂町駅の改札を出て左手に新潟交通の観光バスが1台停車中。これが米坂線の代行バスになるようです。
冷たい雨が降っており、寒かったので早々とバスに乗り込み。これだと小国あたりは雪降ってるかも。学生数名、乗り鉄(乗りバス?)数名、用務客数名といった感じで坂町駅を発車しました。

関川村

関川村の中心部。学生は越後下関までに全員下車し、いよいよ雪深い県境に差し掛かります。

代行バスは基本的に荒川沿いを国道113号線を通っていきます。ただし、駅近くになると駅に立ち寄るために脇道に入るという代行バスによくあるスタイル。
坂町から乗った学生は、関川村の越後大島、越後下関で下車し、以降は乗り鉄と用務客ばかりに。そして、小雨から小雪に代わり、山に近くなってきたことがわかります。

小国に向けて

関川村中心部を抜けるといよいよ県境に向けてアタックを開始します。右へ左へ急カーブの連続。積雪も急増してきました。

関川村の中心部を抜けると、山形県側の小国に向けていよいよ山越え開始です。カーブが続くようになり除雪された雪がうず高く積もるようになります。
川沿いでもあるので川を何度もわたり、景色もめまぐるしく変化します。

米坂線

米坂線が併走しているため、ところどころこのように米坂線の線路を左右に見ることができます。

除雪されていない橋梁

一部は雪がこんもり積もった橋梁がありました。廃線ではないので、いくつかの橋の上で除雪が行われています。雪の重みで落橋するといろいろマズイからです。

米坂線の代行バスですから左右に米坂線の線路が見えます。もっとも雪に埋もれてわかりにくいのですが、橋梁ではよくわかります。
橋梁では除雪がされているようで、一部の橋では列車が通らないにも関わらず、保線の方と思われる人が橋の上でスコップで除雪をしていました。あまりにも雪が積もりすぎると雪の重みで橋が落ちてしまうからですが、機械を入れられないためか完全人力なのは頭が下がります。
もっとも除雪が追い付いていないのか一部の橋梁では雪が積もったままになっていました。

谷間を抜けて町に入ったかと思ったら山形県側に入り、小国駅到着です。

小国駅。

小国駅。代行バスになっても有人駅で、JR東日本の駅員が出迎えてくれました。

雪がやや強くなってきましたが、駅員がお出迎え。小国駅は流石に中心駅とあるだけに駅の機能はしっかりと残されており、代行バスになっても無人化されずに残っていました。

ほとんど雪の壁

山形県側に入るとますます雪が増え、両脇に積み上げられた雪が壁を作っています。

あまり雪になかった坂町に比べ、小国はさすがの積雪量。国道113号の両脇に積み上げられた雪は4~5メートルにおよび、さながら雪壁といったところでしょうか。
ここから先は少しずつ降りていきますが、平地に降りてもあたり一面は銀世界で流石に豪雪地帯なだけあります。

今泉に到着

今泉駅に到着した代行バス。ここから米坂線に乗り換えです。

列車がこない米坂線の踏切を渡り、しばらくすると終点の今泉に到着しました。ここで米坂線に乗り換えです。

今泉線米沢行き

今泉線米沢行き。かなり風雪が強くなり、まさに雪中行軍の様相。この日から冬型が再び強くなり、荒れた天気になってきました。

米坂線の米沢~坂町間のうち、代行バスは今泉~坂町間のみで、坂町~米沢間はキハ110がいったりきたりしています。検査時はトレーラーで新津まで運ぶとのこと。また、トイレの処理施設が米沢~今泉間にはないので、トイレは使用禁止となっています。

フラワ長井線

こちらはド派手なフラワー長井線の車両。雪の中だと猶更目立ちます。

一方、この時間帯は、山形鉄道フラワー長井線もちょうど接続しており、米沢行き、赤湯行き、荒砥行き3本が揃います。フラワー長井線の車両は車体に文字通りお花がいっぱい描かれており、大雪の中ではすごく目立つ。

米沢駅到着

米沢駅到着。吹雪であっても特に遅れなく定刻に到着です。

雪はますます強くなり、外を眺めると猛吹雪に。それでも平常運転するあたり、これが米坂線の今ということなのでしょう。遅延などは一切せず、定刻に終点米沢に到着しました。

雪にも負けず

E8系

今回が初乗車となるE8系。なんとなく秋田新幹線用E6系の色違いのような印象を受けますが、そこまで高速運転しないため、特徴的なノーズ部分がE6系より短く、その分定員が多いそうです。

米沢駅からは「つばさ146号」で一気に東京に向かいます。車両は今回で初乗車となるE8系
E3系とカラーリングが似ているせいか、単独で来るとちょっとどっちか迷うかも。

車内。

今回利用した普通車の座席。コンセントの位置が、肘置き先端から腰部分となり、うっかり触ってビリビリになる心配はなくなりました。

車内は、オレンジのグラデーション。・・・なんか最近この手の座席を見た記憶が・・・・

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まさかJR東海の車両と配色系が近くなるとは予想しませんでした。
しかし、JR東日本の最近のトレンドであるヘッドレストはしっかり堅持。特徴的なのがコンセントの位置で、最近の車両は肘置き先端にコンセントを置くケースが増えましたが、これだと指が当たりやすく、なんかの拍子に感電することがあるためか、今回はコンセントが腰部分に移動しました。最初コンセントがどこにあるのかわからず焦りましたが、場所としては安全で合理的ではないでしょうか。

吹雪の板谷峠越え

吹雪の板谷峠越え。米沢~福島間は大雪の影響で冬季は結構運休しますが、この日は問題なく定刻運行していました。

「つばさ146号」の車内は満席。デッキに立っている人もいます。米沢を発車するとほどなく板谷峠に挑みます。雪や吹雪がますます強くなりますが「つばさ146号」は平気な顔してどんどん加速します。スノーシェッド内の峠駅を通過。ここから先はどんどん雪が少なくなり、福島に着くころには雪がなくなっており・・・・確かに減ったけどなくなってはいませんでした。今年は雪が多い年なのでしょうか。

ぶりかつ丼

新潟の駅弁「ぶりかつ弁」どうも佐渡名物らしく、ブリを文字通りカツにしてごはんの上に乗せたもの。1250円。

福島で「やまびこ146号」と併結。堂々の17両編成で東京に向かいます。

ここで、新潟駅で購入しておいたもう一つの駅弁である「ぶりかつ弁」(1200円)を取り出します。新潟でブリ?というのはあまり聞かない気がしますが、佐渡の名物だそうで。
内容はごはんの上に味付けされたブリカツがのっている非常にシンプルなもの。ソースがついていないのが最初?でしたが、ブリ自体に味がついており、特にソースがなくても美味しく食べられました。まぐろのカツに比べるとなんとなくとりのささみのような食感が特徴なのでしょうか。

新津駅の駅弁業者である押尾商事が製造元で、お値段は強気の1200円。もっとも昨今の価格高騰は駅弁業界も当たり前になってきており、今まで「1000円超えたら高額駅弁」と思ってたのが「1000円より安いのは激安駅弁」と頭を切り替える必要がでてきそうです。

郡山を過ぎると雪がなくなると同時にあたりも暗くなり、すっかり暗くなった東京駅に滑り込んだときは、既に夕ラッシュが始まっていました。そういえば今日は月曜日、平日だったんだ。だからこそ「キュンパス」なのですが(笑)

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