えきねっとで購入した「熱海->伊豆長岡」の片道乗車券です。熱海から三島まではJR東海、三島から伊豆長岡駅は伊豆箱根鉄道駿豆線となります。駿豆線は東京から直通の特急「踊り子」修善寺行きが乗り入れる路線です。
えきねっとでもJRから直通列車が走っている路線を中心に、JR以外の鉄道との連絡乗車券を発券することが可能です。ただし注意点としては一部の駅を除き、JR以外の駅ではえきねっとで購入したきっぷの受取ができません。このため、事前にJR東日本の駅で引き換えておく必要があります。もっともこのきっぷは熱海~三島~伊豆長岡と全くJR東日本線を走っていませんが(笑)
さて、JRのきっぷは100km以内の乗車券は途中下車できず、有効期間1日となっていますが、これは連絡乗車券にも準用されます。ただし、連絡乗車券の場合は旅客連絡運輸規則第76条によって下記のとおりとなっています。
旅客は、旅行開始後、その所持する乗車券によって、その券面に表示された発着区間内の着駅(旅客運賃が同額のため2駅以上を共通の着駅とした乗車券については最終着駅)以外の駅に下車して出場した後、再び列車等に乗り継いで旅行すること(以下「途中下車」という。)ができる。ただし、次の各号に定める駅(連絡接続駅を除く。)においては、途中下車をすることができない。 ⑴ 全区間のキロ程が片道100キロメートルまでの区間に対する普通乗車券を使用する場合は、その区間内の駅。ただし、列車等の接続駅で、接続関係等の理由により、旅客が下車を希望する場合を除く。 (注) 第46条又は第47条の規定によって発売した乗車券を使用する場合であっても、特定都区市内又は東京山手線内にある旅客会社線駅に接続する連絡会社線の駅発又は着の乗車券による旅客は、その接続駅と同一の都区市内又は東京山手線内旅客会社線の順路内の駅で途中下車をすることができる。 |
「ただし、次の各号に定める駅(連絡接続駅を除く。)においては、途中下車をすることができない。」とあり、二重否定の構文で少々ややこしいですが、要はJRと連絡会社線(この場合は駿豆線)の乗換駅(この場合は三島駅)は途中下車できることがわかります。
ところが連絡接続駅である三島駅のJRから外に出るために自動改札を通すと、ピンポンではじかれます。ありゃ、対応してないのか、と有人改札に向かうと押されたのは丸印の途中下車印ではなく、ひし形の特別下車印。
特別下車印とは途中下車のできないきっぷなどで、それこそ特別の場合に出場できるものです。例えば山陽新幹線新神戸~山陽本線三ノ宮駅間などを乗りつぐ場合に使われます。今回は規則上は途中下車できるはず。
あれ?と思ったのですが、改めてきっぷを眺めると「下車前途無効」の文字が。すなわち途中下車不可です。下車前途無効のきっぷに対して途中下車印を押下するのもあれなので、特別下車印を押下したのでしょうか。旅客営業規則からははずれている気がしますが、三島駅の駅員さんは手慣れていたので普段からそういう運用?をされているのかもしれません。
三島のコロッケそば
熱海駅で電車を待っていると、伊豆急行の伊豆急下田行きが客待ち中。リゾート21改め黒船電車です。特に前面展望席の人気は高く。入線前からかなりの行列となっていました。
伊豆急下田行きを見送って自分は浜松行きに乗車。丹那トンネルを抜けて、函南、三島と停車して三島駅に到着しました。
三島駅で降りて伊豆箱根ホームを眺めると「ラブライブサンシャイン」のラッピング列車が。10年以上前に地元でけいおんラッピングに遭遇したときはしばらく目が点になっていましたが、全国各地でこの手の列車が増殖すると、もう何が来ても特に驚くことはなくなりました(笑)。慣れというものは恐ろしいものです。
三島駅の3,4番ホームに向かい、ホームの立ち食いそばで昼食へ。
三島名物コロッケそば。490円也。
コロッケはご当地グルメとして三島市が推し進めているもので、甘いお芋を使ったコロッケなので、このように蕎麦に乗せるほかに、別皿で食べることも可能。
桃中軒は一発でわかる特有の甘い出汁が特徴で、コロナ渦以降久々に食べて味も半分忘れかけていましたが、それでも食べた瞬間、「これ桃中軒だ!」とわかるぐらい特徴的な味でした。
ただこの甘い出汁は好き嫌いが多く出そうではありますね。
(8/26の記事に続く)
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