京都鉄道博物館での硬券の入館記念券です。鉄道系の博物館の1コーナーにはたいていきっぷの展示がありますが、京都鉄道博物館にもきっぷの展示があります。過去の硬券や記念きっぷなどが展示されていますが、一方で体験型博物館を標榜する京都鉄道博物館では自動券売機や自動改札機などを稼働状態でおいていたりします。
今回はその印発機(チケット機)によって印刷されたものになります。
チケット機は通常は展示のみなのですが、イベント時には稼働することもあり、実際に参加してみました。
上部のチケット入れのようなところに裁断済の硬券の原版をおき、1枚ずつ送られて活版印刷で印字されていきます。この原版のサイズは取り換えが可能でおそらくA型券、B型券、D型券は印字できるはず。(C型券は構造上無理じゃないかな・・・)
通常は電動で回しますが、手回しでも動作可能で、写真奥に見えるハンドルをぐるぐるまわして印刷していきます。実際にまわしてみたところ、意外と軽くきっぷ原版の山から取り出されてきっぷが印字されていきました。
印字されたきっぷはダッチングマシーンで日付を入れていきます。さらにハサミに入鋏して表題にある入鋏済のきっぷが完成。もう一枚は、ダッチングで日付が入っていないもので、左端に謎の空間があるように見えます。
先日、猫又駅の硬券でなんか物足りないと言いましたが、確かに日付がないとなんか物足りないですね(笑)
30年ほど前まで活躍していたM型マルスも展示中。現在のようにタッチパネルではなくピンを挿して駅名や列車を指定し、発券していました。
模擬のタッチパネルタイプもあり、指示に従っていくときっぷが発行されます。決められた1通りしかないのは残念ですが、印刷されたきっぷは持ち帰り可能。こちらはいつでもできますが、目立たないところに置かれているので素通りする人も多そうです。
しかし、北陸新幹線敦賀開業しても、こっちはまだ武生までサンダーバードが走っているのですね・・・(笑)
一方、自動改札体験と称して磁気タイプの模擬きっぷを自動券売機で発行することが可能です。これを自動改札に通すと、反対側から出てくるわけですが、自動改札のカバーが透明になっており、きっぷがどのように通って最終的に吐き出されるのかがわかるようになっています。
こちらも常時実施可能です。
本日のSLスチーム号はC56-160号機が担当。以前山口線で奮闘していた姿を見ていた者からすると、なんだかのんびりと余生を過ごしているように見えます。
車庫では7月の三連休は「コナンラッピング」のスーパーはくとを展示。自分は運行初日に乗車しましたが、結構にぎわっていました。
鳥取県のゆるキャラ「トリピー」も来場。車両と同時に鳥取県のPRを行っていました。
コメント