東武野田線の特急のうち「アーバンパークライナー1号」以外は東武野田線内の特急として運行されます。
このうち「アーバンパークライナー2号」は大宮から柏行きとなり、「アーバンパークライナー1号」の大宮折り返しで運転されます。リバティによる3両編成です。
東武野田線内の特急料金は310円と本線系統に比べて低廉に設定され、乗りやすくなっています。
また大宮発柏行きは途中の春日部駅まで、柏発大宮行きは途中の運河駅までが特急料金が必要な区間で、それ以降は特急料金は不要です。このため、特急券の区間も「大宮->春日部」「柏->運河」が最長区間となりますね。
券面は同時購入した「アーバンパークライナー1号」とほぼ同じ。東武特急券特有の下車時のドア注意の案内は大宮駅の案内の記載がありました。
3/11の記事と同じく浅草駅での購入ですが、発行駅が前回が「(委)浅草駅64 発行」今回が「浅草駅51C 発行」と、前回についていた(委)のマークがありませんが、前回は浅草駅1階の特急券・定期券売り場にある自動券売機での購入。一方今回は東武浅草駅2階改札横の自動券売機での購入ですが、浅草駅1階の特急券・定期券売り場は東武直営じゃなくてどこかに委託してるのかな?
野田線内追い越し運転
(3/11の記事の続き)
浅草からやってきた「アーバンパークライナー1号」は大宮駅に到着すると折り返し、柏行き「アーバンパークライナー2号」となります。車両は引き続きリバティ500系の3両編成。
全員下車後いったんドアを閉め、座席回転など車内整備ののち、発車10分前ぐらいに乗車の取り扱いを開始しました。
乗車は2号車限定で、ドア前で特急券の確認を行います。
乗客は3割程度とそれほど多くはありません。完全に線内の着席サービス列車となっています。
一方先行して普通春日部行きを見ると20時ですが立席含めて満員。先頭車側は流石に余裕がありますが、一番出口よりに近い車両は押し入らないと乗車できないぐらいの混雑で大宮駅を発車していきました。これぐらい混みあうと有料着席特急の需要もありそうです。
定刻に大宮駅を発車。東武野田線内のみを走行する「アーバンパークライナー」は停車駅は急行と同じとなります。次は岩槻。7分ほどで到着です。
岩槻で先行する春日部行きに追いつくのですが、その春日部行きを見ると大宮では満員だったのに岩槻では既にガラガラ。つまり岩槻に着くまでに通勤客はかなり降りてしまったんでしょうね。おそらくJRで大宮に来てここから東武野田線で最寄り駅までということでしょうが、ここまで需要に段差があるとは予想できず少しびっくり。
岩槻の次は春日部で春日部では野田線ホームに到着。駅ホームでは立ち食い蕎麦屋が営業中。特急料金が不要のこの駅から大量に乗り込んでくる・・・ことはなく、乗車した3号車には5~6人程度が乗り込んできました。
春日部から運河までは各駅に停車します。しかも春日部から運河までは単線区間。急行も同じ停車駅ですが利用客に差がないからこのような措置なのでしょうか。
単線だとどうしても対向列車待ちが発生し、「特急」らしさはほとんどありません。
乗り降りもそれほど多くはなく、各駅数人程度の乗降です。川間駅ではやや多くの降車が見られました。
運河駅を出ると通過運転が復活。
つくばエクスプレスと連絡する流山おおたかの森に停車し、終点の柏駅に到着しました。
アーバンパークライナーは、大宮、柏近辺の混雑区間を通過し、ちょっとだけ遠くの客への着席サービス列車ということなのでしょう。
当初、特急料金不要区間では3両編成の特急車両だと客がいっぱいになるのでは?と思ってたのですが、流動を確認して柏、大宮付近のみ通過運転かつ料金徴収区間としてうまく乗客のコントロールを図っているなあ、と思います。
それなりに利用者がある「アーバンパークライナー」ですが2024年3月16日のダイヤ改正で運行を終了します。
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