松江市交通局レイクライン一日乗車券(ぐるっと松江レイクライン)

松江市交通局レイクライン一日乗車券
裏面

裏面はスクラッチタイプとなっており、好きな日付を削る方式。

松江市内の主な観光名所を約1時間で循環するループバス「ぐるっと松江レイクライン」専用の1日乗車券です。
30分に1本運行され、松江駅を起点に松江城や塩見縄手、小泉八雲記念館、月照寺、島根県立美術館などを巡回します。
2024年からはtabiwaでの発売に移行しましたが、一部紙券を松江駅、松江しんじ湖温泉駅の売店で販売しています。

お値段は520円で、1乗車210円なので3回乗るとモトが取れる計算。
もっとも2025年秋から某朝ドラの影響からか明らかに乗客が上昇傾向、まあ小泉八雲記念館、小泉八雲旧居、月照寺などゆかりのある部分を巡るので当然といえば当然か。
橋北地区の主な観光地はこれ一本で済むので、便利といえば便利ですが、循環バスゆえに2点間の移動には遠回りになってしまうことは仕方ないか。

まあ、これを使って真面目に観光してもいいのですが、地元民が真面目に回るのもなんなので、どっちかというとこれでネタ(主に食方向に)に走ってみました。

松江で食べて飲んで・・・

ぐるっと松江レイクライン専用バス

ぐるっと松江レイクライン専用バス。レトロ調バスもありますが、バリアフリーの関係上、一般形の塗装変更車が主に入ります。

レイクラインバスは専用車で運行されます。最近は一般車を塗装変更したタイプがメインですが、車体、内装をレトロ調にしたものもあります。
まずはいったんくにびきメッセに立ち寄り、松江市の中心部へ。国宝松江城大手前で下車。ならば松江城か・・・というと行ったのはこちら。

興雲閣

興雲閣。松江城下の迎賓館で、大正天皇が宿泊されたそうです。

興雲閣は、松江城のすぐ近くにある明治時代建築の迎賓館で主に天皇の行幸時の御座所として建築されました。実際に皇太子時代の大正天皇が宿泊された記録があります。現在は創建当時の姿に復元して一般公開されています。入場は無料。

その興雲閣の一階の一角に亀田山喫茶室という喫茶店が営業しています。

喫茶店内部

喫茶店内部。かつて迎賓館だった格調高い内装です。

正面から入って左手に入口があり、注文してから座席に座るスタイル。高い天井と木製の内装という和洋折衷の作りがなかなか凝っています。

フレンチトーストセット

モーニングのフレンチトーストセット。何気に松江はモーニングにフレンチトーストを出す店が見られます。

注文したのがフレンチトーストセット(1100円、2025年時点で1210円)。コーヒーにフレンチトースト、ヨーグルトがついたものです。
フレンチトーストはふわふわ。そのあとにシナモンをかけて食べるとなかなかいけます。
値段は高めですが、場所代も考えるとちょうどいいのかもしれません。

島根知事公邸

島根知事公邸。今は誰も住んでいないのでたまにこうやって一般公開やってます。

レイクラインバスにのり塩見縄手で下車。少し坂を上がったところにあるのが島根県知事公邸。今は誰も住んでいないのでたまに一般公開をやっており、その日はたまたまその公開日だったので参加してみました。

大広間

大広間。県知事が客をもてなすときもここを使用してたのでしょうか。

家は玄関で左右に分かれて左が居住部、右が公務部(?)に分かれ、居住部ではちょっと豪華な一般家庭といったところ。一方右手には広間や会議室、庭園などがあって優雅な雰囲気。公私を分けないといけない県知事の公邸という特殊環境を垣間見た気がしました。

そんな公邸ですが、松江市に売却予定でしたが松江市が活用方法が見つからず、現在宙に浮いているとのこと。

松江市が旧知事公舎の取得取りやめを発表 島根県は公売手続きを進める 島根県松江市(2025年11月12日掲載)|日本海テレビNEWS NNN
島根県松江市は、島根県からの取得を検討していた旧知事公舎について、取得を取りやめたことを発表しました。島根県は今後、公売手続きを進めるとしています。

民間に売却するということですが、塩見縄手という風致地区なだけに単純にマンションや商業ビルを建てるわけにもいかず、どういう使われ方するか気になります。

レイクラインバスに乗り、堀川遊覧船乗り場で下車。

堀川遊覧船乗り場

堀川遊覧船乗り場バス停。もっとも用があるのは堀川遊覧船ではなくて・・・?

用があったのは堀川遊覧船ではなく、松江堀川地ビール館。言うまでもなく松江の地ビール「ビアへるん」の醸造場所になります。1Fの物産館の一角にタップカウンターがあり、地ビールを楽しむことができます。

縁結麦酒スタウト

えんむすびスタウト。真っ黒なスタウトタイプのビールです。

ビアへるん」の「へるん」はもちろん小泉八雲の「ラフカディオ・ハーン」のギリシャ語読みです。何故ギリシャかというと彼はギリシャのレフカダ島出身のためですが、あまり日本語が上手ではないため「ヘルン語」なんて言葉があったぐらい「へるん」の名前は浸透してます。

その堀川遊覧船乗り場の松江堀川地ビール館ですが、2026年3月に閉館することになりました。このため、試し飲み?はお早目に。

さらにバスに乗り「大橋北詰」で下車。目的は「月ヶ瀬」。本当は一つ手前の「カラコロ広場前」からが近いのですが、バス停が休止中のため「大橋北詰」から歩いて戻ってきます。

月ヶ瀬。

お団子と甘味喫茶 月ヶ瀬。ラーメンとおだんごののぼりが見えますが・・・

ここは「お団子と甘味喫茶 月ヶ瀬」文字通りお団子を主力とした喫茶店ですが、あごだしを使ったラーメンでも有名です。

松江 月ヶ瀬 | 松江市のお団子とらーめんの甘味喫茶

てなわけで。

お団子セット

ラーメンにサラダにみたらし団子という妙な組み合わせの「お団子セット」950円也。

「お団子セット」(950円・2025年現在は1290円)。ラーメンにサラダにみたらし団子というあまり見かけない組み合わせ。
もっとも出雲地方では食事にぜんざいがでてきたり、お雑煮がぜんざいだったりと甘味が良く出される土地柄で、スーパーではぜんざいが当たり前のように主力として売られてますし、レストランにもぜんざいは定番としてでています。
まあそういう地域でもあるので、ラーメンにぜんざいというのもありなのか?と思うように。もっともラーメンにサラダが付いているのもあまり見かけないけど(笑)

あごだしが強烈に効いているいるものの、ラーメン自体は比較的あっさり。なのでみたらし団子も抵抗なく食べられました。

さて、レイクラインバスに乗り、島根県立美術館を過ぎ、魚町で下車。

魚町バス停すぐ横にある山陰合同銀行本社ビル

魚町バス停すぐ横にある山陰合同銀行本社ビル。最上階が展望室になっています。

魚町バス停目の前にあるのが松江で一番高いビルである山陰合同銀行の本社ビル。ここの最上階が展望フロアになっており、無料で入ることが可能です。
なお、土日は正面入り口が閉鎖されるので、裏側に回る必要があります。ちょっとわかりにくいかも。

展望フロアからの眺め。

展望フロアからは宍道湖を眺めることができます。正面の白い屋根が島根県立美術館。

この日は曇りのため、景色としてはいまいち・・・

夜景

暗くなると灯がともりはじめます。ただし、展望室の営業時間の関係上、夜景が見られるのは12月のみです。

この日は宍道湖の夕日は見られず、曇ったまま暗くなっていきました。暗くなると灯がともります。
この展望室は17時半までなので、夜景を見る場合は17時前には日が沈む12月となります。12月の松江は綺麗に晴れる日が少ないので、夕日と夜景がセットで見られる日はなかなかありません。もしたまたま訪問して見られたら超ラッキーと思ったほうがいいでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました