バス&レールどっちも割きっぷ(芸備線・2025年)

バス&レールどっちも割きっぷ2025年版です。

以前にも紹介した「バス&レールどっちも割きっぷ」です。毎年券面のデザインが変わるようで、前回は縦長でしたが今回は横長形式です。
三次市の補助金が出ている関係上、年度末の3/31でいったん終了し、4/1から再発売しているようです。
広島~三次間を片道高速バス、片道JR芸備線経由で往復できるきっぷで、発売額は2000円。通常運賃が合計3060円なので、約1060円お得です。というかかなり安いです。

主に三次、広島両市の移動に役立つ・・・と思ったのですが、山陰から広島方面も役立つんじゃね?という気がします。
というのも松江、出雲から三次は高速料金がかからない松江自動車道でスムーズに行けます。そして三次で車を置いてそこからこのきっぷで広島往復すれば比較的リーズナブル&楽に移動できるかな、と。

というわけで何気に計算してみると、松江~広島はバス往復で週末は約9000円。3時間10分から20分です。
一方、松江から三次まで車で松江道経由で1時間半ほど。運転時間もそれほど長くなく、三次から本きっぷだと2000円+三次駅の駐車料金代+ガソリン代で済みます。この三次駅の駐車料金代は本きっぷ購入時に400円の割引券がもらえるので、実際はまる1日で600円と割とリーズナブル。
松江から広島まで車でいくと、広島での車の止め置き場に難渋するのと、下道を走ると広島に近づくにつれて車の量が多くなって時間がかかるのが難点です。

というわけで、三次だけでなく、松江、出雲方面からも便利なきっぷなのではないでしょうか。なお、注意点としては発売場所と発売時間で、三次側は三次駅隣接の三次市交通観光センター交通案内窓口で朝8時から発売。というわけで早朝便は前日までに確保しないと使えないのが難点でしょうか。

広島側は広島駅新幹線口交通案内所で、朝9時半からの発売です。

霧の中国道

三次駅

霧が立ち込める三次駅。列車で広島に行く予定でしたが、なんだか徐行しそうなのでバスに変更。

12/7の記事から続く)

INAKAイルミから三次のホテルに泊まり、翌朝外に出ると三次の街はすっかり霧に覆われていました。
当初は7時19分発の普通広島行きに乗るつもりでしたが、この霧だともしかすると徐行するかもしれない・・・ということでバスに変更。さっそく「どっちも割」の効果が出ています。
やってきたのは備北交通の高速バス。一般的な4列シートです。

三次を出ると三次インターに向かいそこから中国自動車道へ。

何も見えない・・・

千代田インター付近。何も見えません。。。

思った以上に霧が濃く、走る車は皆ヘッドライト点灯へ。三次発車当初は3割ぐらいだった乗車率は特に千代田ICで大量の乗車があり、ほぼ満席に。
一路広島市内に向かいます。

広島道に入ると霧も晴れ、太陽も望めるように。今日はいい天気だろうな。
いつものように広島西風新都ICから一般道に降り、広島高速4号線の長いトンネルを抜けると広島バスセンターはすぐです。

広島バスセンター。

広島バスセンター。土休日の9時前は店も開いておらず、意外とひっそり。

広島バスセンター付近は広島市の中心部にあたりますが、日曜の朝9時は都会であってもひっそり。人通りも少なく、店も開いておらず、ほぼ満席だったバス客はみんなどこに行ってしまったのでしょうか(笑)
あと気になったのはそこかしこにカープの服を着た人たちが歩いています。

この日の目的は、紅葉の宮島とひろでんの日まつり。午前は宮島に向かい、午後に広電本社前のひろでんの日まつりに参加しました。

広島電鉄 千田車庫など ひろでんの日2025 開催(2025年11月23日) - 鉄道コム
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その様子は次回記事に譲るとして、広島と宮島を広電で往復したのですがその途中の井口駅で下車。となる向かう先は・・・

恵庭屋

広島で大盛りといえばやはりここが上がってくるでしょうか。JR利用だと遠いので、広電利用が無難。

恵庭屋。とんかつ専門店ですが、特に丼系のボリュームが大きいことで有名。広島の大食いの聖地とも言われています。もっともフードファイター向けのチャレンジメニューがあるわけではなく、ちょっとおなか一杯食べたい向けにはうってつけの店ではないでしょうか。

みそカツ丼

味噌カツ丼大。ぱっと見大きくは見えませんが、カツのサイズがかなり大きいんですよね。ややパサパサしていたのがマイナスですが。

味噌カツ丼(大)。1700円也。ぱっと見普通の味噌カツ丼に見えますが、比較対象を写し損ねたためにそう感じないだけで、実際はかなりのボリューム。かつはかなりの肉厚でごはんを押しているのが特徴。ただやや肉がパサパサしてたのは意図的なのか偶然なのかわかりませんが。

最近のとんかつはヘルシー志向だからか肉汁や脂が滴るようなものより、そのあたりを切り落としたさっぱりするタイプのとんかつが主流のようで、ここもどちらかというと油を絞って食べやすくしていました。

もっともお値段もかなり値上げしたようで。以前は1300円そこそこでコストパフォーマンスもよかったものの、1700円に値上げした今は微妙な感じ。
大でも余裕の完食です。

快速みよしライナー

快速みよしライナー。普通列車が2時間かかる広島~三次間を1時間20分足らずで結びます。

三次への帰路は快速「みよしライナー」の人に。普通列車だと2時間かかる広島~三次間を1時間20分で結ぶスピードランナーです。
この数値は高速バスよりも早く。運賃も高速バスと比べて低廉なこともあって一定の競争力を維持しているようです。

N700系と競争

広島~矢賀付近は新幹線と並走します。運が良ければ新幹線と競争することも。

広島駅を発車してすぐ右手にMazda Zoom-Zoom スタジアムが見えてきますがそこから大量のカープファンが出てきました。どうやらこの日はカープファン感謝デーだったそうな。下手すると大量のカープファンとかちあうところだったのですが、間一髪逃れた模様(笑)

しばらくすると広島運転所の線路と並走。たまたまN700系の回送列車とキハ47の「みよしライナー」が競争状態でしたが、「みよしライナー」矢賀停車でN700系の勝ち。
その矢賀で上り広島行きと交換します。このあたりは本数も多く、乗客もかなり多め。

下深川を過ぎると快速運転開始。ここから先は広島のベッドタウンからはずれ、のんびりとした山村風景が広がります。
キハ47の「みよしライナー」は芸備線を淡々と走り、暗くなりかけたころ、三次駅に到着です。

三次駅に到着

三次駅に到着。備後落合行きに接続します。

三次駅で改札を出て駐車場に向かい、そのまま松江の自宅に帰宅です。広島から松江の自宅まで「みよしライナー」と自家用車乗り継いで約3時間。結構お手軽かつ早いのではないでしょうか。

松江から木次線~備後落合~三次をJRで移動のは時間がかかりすぎて正直なところ現実的ではないため、今後は広島方面に向かうときはこういう三次に車を置いていく使い方が増えそうです。

(12/11の記事に続く)

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