京浜急行「みさきまぐろきっぷ」(常備券タイプ)

みさきまぐろきっぷ

首都圏ではすっかりメジャー?になった京浜急行の割引きっぷ「みさきまぐろきっぷ」です。発駅から三崎口までの往復乗車券と、三崎付近のバス乗り放題券がセットになったもので、これに「選べるまぐろ食事券」「選べるレジャー施設利用券orお土産券」が1枚ずつついて、品川発で2980円。
ただし、これは2012年時点の価格で、2025年現在は日によって異なり、3750円から4250円となっています。

みさきまぐろきっぷ | おトクなきっぷ | 遊ぶ・出かける | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
みさきまぐろきっぷのご紹介。京浜急行電鉄のオフィシャルサイトでは運行状況やご利用案内の他、周辺地域の観光情報を掲載しています。

ずいぶん値上がりした印象ですが、2012年当時に比べると2025年は利用できる店舗やアクティビティが増えています。

自分が利用した2012年頃は「知る人ぞ知る」きっぷでしたが、2014年ごろからマスコミでこのきっぷを使った小旅行を盛んに紹介し始めると人気も爆発。今や京急を使った油壷方面の日帰り旅行では定番のきっぷになっています。
なお、2017年に「選べるまぐろ食事券」から「まぐろまんぷく券」へ、また「選べるレジャー施設利用券orお土産券」から「三浦・三崎おもひで券」に名称が変更されています。(効力は従来と同じ。)

2012年当時はきっぷの磁気券化が進んだ京急でも珍しく常備券での発売となっており、きっぷの購入は駅事務室で購入する必要がありました。なお2017年に原則磁気券に移行しています。

ただし、2025年でも常備券が存在しています。さすがにスタイルは2012年のと異なりますが。
さらに2011年度までは常備券でも冊子型になっており、利用券などを冊子から切り離すスタイルで、同じ「みさきまぐろきっぷ」でも冊子型からデジタルチケットまでいろいろあるようです。

「まぐろ」と名前が付く以上マグロスキーな自分が使わない理由はなく、当然のように出かけていきました。
なお、「まぐろ」がつくきっぷはほかに静岡鉄道の「スイスイ♪清水港まぐろきっぷ」があります。

スイスイ♪清水港まぐろきっぷ(大盛)
清水市を中心としたグルメ券1000円分、指定された施設の利用券、そして三保の松原に向かうバスおよび清水港の水上バスが1日乗り放題の「スイスイ♪清水港まぐろきっぷ」です。「並盛」「大盛」「特盛」の三種類...

こちらもきっぷの性格的には「みさきまぐろきっぷ」と同じです。

三浦半島の先端から富士山が見える

京急2100系

三崎口行き快特は京急の看板車両2100系での運行。三崎口ではなく三浦海岸で下車し、海岸周りで三崎港に行く魂胆です。

品川から京浜急行の快特に乗車。京浜急行の2100系車両は関東では珍しく特別料金不要の2ドアクロスシート車両で、小旅行には最適な列車でしょうか。

終点三崎口までは乗らず、三浦海岸で下車。三浦海岸駅からも三崎港行きのバスが出ており、内陸の引橋経由と海岸沿いの剱崎経由がありますが、迷うことなく剱崎経由を選択。もっとも剱崎経由は遠回りかつ人口が少ないところを通るとあって本数が少ないため、事前に時刻は要確認です。

富士山

バスの車窓から富士山が。この三浦半島先端部分は案外富士山を眺められるスポットが多いです。

この剱崎経由の便は海岸沿いを走行しますが、海沿いぎりぎりの区間もあると思えばやや標高の高い台地の上を走ることもあります。台地の上を走っているときは富士山が見えることも。この三浦半島先端は案外富士山が見えるスポットが多いようです。

うらり

三崎港バス停近くになる産直品売り場「うらり」。主にまぐろをはじめとした海鮮品が並びます。

三崎港で下車。近くには産直市場「うらり」が営業中。まぐろをはじめとした海鮮品や地場産のやさいなどが並べられています。
まぐろの水揚げ高では静岡の焼津漁港に水をあけられていますが、首都圏では近いこともあって三崎漁港の知名度は高く、まぐろの取り扱いというと真っ先にこの三崎港を思い出す人も多いのではないでしょうか。

当然(?)のことながら保冷パックを持参してきたのでここで冷凍マグロを数本購入。日帰りなのでドライアイスを用意しておけば帰宅までは冷凍のまま持ち帰れるはず。
この手の市場は午後に来るとめぼしい品がなくなっていることが多いので、午前中に確保が鉄則ですかね。荷物が多くなってしまう難点はあるのですが、これは仕方ないところ。

三崎港からは城ヶ島行きに乗車。終点で下車し、5分ほど歩くと城ヶ島の海岸です。

城ヶ島京急ホテル

城ヶ島京急ホテル。老朽化のため、2020年に閉鎖されました。先に見える塔のような建物は城ヶ島灯台です。

城ヶ島灯台の横を通り、城ヶ島京急ホテルに到着。灯台の中の見学はできず外から眺めるのみのようです。ホテル到着時はちょうどお昼だったのでここで「選べるまぐろ食事券」を使用。城ヶ島京急ホテルでは専用メニューが用意されていました。

まぐろ

城ケ崎京急ホテルのレストラインでまぐろのランチ。まぐろ丼にまぐろのフライなど。

まぐろ丼にまぐろのフライを中心としたランチ。当たり前ですが「みさきまぐろきっぷ」の代金の中に含まれているわけですから、量は少ないといっても品川から交通費込みで2980円と考えるとかなり太っ腹なメニューではないでしょうか。
まぐろは冷凍ものですが違和感なし。意外とまぐろのフライがいけます。

城ヶ島

城ヶ島は文字通り「島」で、三浦半島からは橋を渡ってやってきます。島全体が「城ヶ島公園」となっており、景勝地となっています。

昼食後は城ヶ島を散策。どちらかというとごつごつとした岩肌、岩礁が多いです。どちらかというと島全体が台地のような感じで海へは急な崖を降りていく感じ。このため海食崖も多く見られます。

散策のあとは城ヶ島京急ホテルに戻り、館内の雲母の湯へ。ここの入浴に「選べるレジャー施設利用券orお土産券」を使用しました。通常は1000円です。
ここの露天風呂からは富士山が眺められました。先のバス車内もそうでしたが、三浦半島先端が富士山のビュースポットだったのは知らなかったので二重の驚き。

なお、城ヶ島京急ホテル、および雲母の湯はコロナ渦で休館後、そのまま再開されずに終了してしまいました。まあ相当老朽化してますからね・・・なので、今は「みさきまぐろきっぷ」では利用できません。
跡地には2026年2月に「ふふ 城ヶ島 海風のしらべ」が開業するそうです。

京急、三浦半島を“都市近郊リゾート”へ。高級温泉旅館「ふふ城ヶ島(仮称)」2024年度開業。油壺マリンパークは9月30日閉館
京急(京浜急行電鉄)は5月12日、神奈川県・三浦半島でのエリアマネジメント活動強化について発表した。2021年度にスタートする中期経営計画で掲げる「都市近郊リゾートみうらの創生」に向けた取り組み。

「ふふ」はラグジュアリーホテルブランドで、基本的には一泊最低10万以上。。。自分はちょっとお呼びでないかな。

三崎口駅

三崎口駅。2014年の姿ですが、2025年現在もそれほど変わっていません。駅前がバスターミナルになっています。

三崎口駅に戻ってきたときは、もう夕暮れに。11月はあっという間に日が暮れてしまいますね。

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