京阪電車大阪・京都1日観光チケット【オンライン販売用】

大阪・京都1日観光チケット

京阪電車の京阪線が1日乗り放題の「京阪電車大阪・京都1日観光チケット」です。
2025年3月までは、オンラインチケット(スルッとQRtto)、オンラインチケット(駅受取)、駅販売の3種類があり、駅販売が1500円、オンラインチケット2種類が1200円でした。

なお、オンラインチケット(スルッとQRtto)以外は2025年3月限りで販売を終了しています。オンラインチケット(スルッとQRtto)についても2025年4月1日以降は1200円→1500円に値上げされて継続して販売されています。
なお、京阪線は2025年10月1日に値上げが予定されておりますが、現時点では1日フリーきっぷを含めた割引きっぷについてはアナウンスはされていません。

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淀屋橋~三条が430円→490円、淀屋橋~出町柳が490円→550円となり、500円の大台に乗る区間が出てきます。
もっとも1日乗車券が1500円とすると、値上げ後でも往復ではモトは取れないことになります。

一方京阪は10km~20kmぐらいが異様に運賃が高いことで知られています。
値上げ前だと、例えば淀屋橋~三条430円であっても、淀屋橋~枚方市で途中下車~三条と乗車すると720円と、実に290円も違ってきます。京阪の1日乗車券は京都市内~大阪市内を往復しつつ、こういう途中駅で下車前提で考えるのが基本でしょう。
なお、石清水八幡宮参道ケーブル(往復600円)もフリー区間に含まれます。

さて、乗車日は2025年3月31日。すなわちカードタイプ(磁気券)の最終利用可能日です。あらかじめインターネット上で購入しておき、駅で引き換えます。今回は京橋で引き換えましたが、今回も2200系のデビュー60周年を記念デザインに。確か2024年7月から枚数限定だった気がしますが、発売予定枚数に達する前にカードタイプのフリーきっぷ自体が発売終了してしまいました。

京阪電車京都1日観光チケット(宇治・大津・紫式部めぐりパス)
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なお、きっぷのデザインにもあった2200系旧塗装ですが、枚方市駅で見かけました。

2200系

2200系。登場して60年が経過し、さすがに置き換えが発表されています。京阪の普通列車は未だにこのタマゴ型の車体に黄緑と緑のツートンをイメージしている人も多いとか。

2025年8月時点で残っている2200系は7両編成3本のみで、主に普通・準急に使われています。このうち1本が、2024年7月に昔の京阪の塗装である上半若草色・下半青緑色の京阪一般車塗装に塗りなおされ、現在も活躍中です。
この編成は1967年製造ということで、60年には達していないもの製造から58年目とかなりの長寿車両ですね。大阪万博を2回迎えていることになります(笑)

もっとも2026年までに廃車のアナウンスが出ています。
現在大阪万博開催ということで増発する必要もあり、廃車のペースが遅いですが、おそらく大阪万博終了で増発がなくなると、おそらく廃車がすすむと思われます。

(料金無料では)最強の特急電車

8000系

京阪を代表する車両8000系。おそらく料金不要の車両としては最上級の設備を誇ります。

鉄道ファン的には2200系も去就も気になりますが、乗り鉄、一般人的には京阪というと、鳩のマークの京阪特急でしょうか。
この2ドアの京阪特急8000系は1989年に登場。なので、今年で36年目とこれまたかなりの長寿車両となりますが、現在も京阪を象徴する車両として走っています。なお、京阪の時刻表では「2ドア」となっているのがこの8000系充当車両です。

車内

一般席車内。転換クロスシートが並びます。シートピッチは920mm 車端部は登場当初は転換クロスシートですが、ロングシートになりました。

料金不要の車両としては最上級の設備を備えた8000系は車内は2ドア転換クロスシートです。また伝統的に車内に中吊り広告がないのが特徴で、これまた車両の高級感に一役買っています。かつてはバブル期に作られた車両としてかなり華やかな内装でしたが、2010年からのリニューアルによって黒系統の座席となりどちらかというとシックな装いになりました。
それでも最近車両でありがちなカチコチな座席に比べると、バブル期の「ホールド感ありつつもやわらかめの座席」はやっぱり座りやすいと思うのは気のせいでしょうか。シートピッチは920mmで、ライバルのJR西日本の221系電車(910mm)よりやや広め。

2階建て車両

京阪の二階建て車両。関東の二階建て車両はグリーン車扱いですが、こちらは料金不要で乗車できます。

8000系の4号車が二階建て車両となっています。もともと7両編成だったものと8両にしたときに導入されたものです。駅でもダブルデッカーの乗車口は記載がありますが、やはり人気は今でもあるようで、観光客を中心に真っ先に埋まっていくようです。
JR東日本にも2階建てグリーン車はありますが、こちらは特別料金は不要で運賃のみで乗車できるのが大きな違い。

二階建て・二階

こちらは二階座席。車両強度の問題からか側窓はJR東日本の二階建てグリーン車と比べるとやや小さめ。それでも都市部メインで走るため、違った景色が見られます。

二階席は転換クロスシートが並びますが、一部転換できない席があるのは注意。シートピッチが通常席よりやや狭い(910mm)ですが、それでも十分。窓がJR東日本の二階建てグリーン車より小さいのは車体強度の都合なのでしょうか。なお、窓位置が低いため窓側の肘置きはありません。
通路にカーペットまで敷いており、台車から遠いこともあって静粛性は抜群。プレミアムカーより静かです。

2階建て車両の1階部分。

こちらは天井が特徴の一階座席。やはり構造的にはJR東日本の二階建てグリーン車の一階席とそっくり。

一方一階席は二階席に観光客が集まりがちなところもあってか割と落ち着いた空間。揺れもこちらのほうが少ないということで地元民はこちらにさっさと乗り込む人も。
天井が低めで圧迫感はありますが、座ってしまえば案外気にならないものです。座席のスペックなどは二階席と同じですが、一階席は全席転換可能です。
写真で見るとわかりますが、窓の位置がホームの高さと同じというかなり独特な景色を楽しむことができます。

特に首都圏の人中心に特別料金がいるのでは?と誤解されることが多いそうですが、プレミアムカー、ライナー以外は追加料金不要です。じゃんじゃんのりましょう。

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快速急行

8000系は快速急行にも使われますがこの場合、鳩マークが消えます。鳩マークはあくまでも「特急」の象徴なのです。

なお、8000系は特急、快速特急のほか、快速急行や急行にも使われます。特急、快速特急以外に使用するときは、前面の鳩のマークが消えます。なんか鳩のマークが消えるだけで格落ちしたように見えるのは気のせいでしょうか(笑)

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