「外川->成東」銚子電鉄・JR連絡乗車券(補充券)・他

「外川->成東」銚子電鉄・JR連絡乗車券

銚子電鉄(銚子電鉄犬吠崖っぷちライン)では、JR線との連絡乗車券も発売しています。現在は硬券での発売はなく、駅販売は軟券となります。
こちらは以前取り上げたことがあります。

「仲ノ町->成東」銚子電鉄・JR連絡乗車券
仲ノ町から銚子を経て、JR総武線の成東までの乗車券です。JRと民鉄の連絡乗車券は、SuicaなどICカードの普及に伴い急速に減らしていますが、銚子電鉄は2023年現在未だに健在です。それどころかホーム...

しかし、車内でJRとの連絡きっぷを買うと今回のような大型の補充券スタイルとなります。なお、販売は車掌がいるときのみで、ワンマン運行の場合は発売はありません。
発売は総武線、もしくは成田線経由千葉まで。券面には銚子電鉄とJR線の連絡運輸区間の全駅が記載され、区間と金額、日付等に鋏で穴をあけていくスタイルです。基本的に何も書かなくても穴あけだけできっぷを作ることができます。

この日乗務している車掌は男女2人。さすがに連絡きっぷを頼むと発券に時間がかかるようで、女性の車掌がきっぷをつくり、男性の車掌が他の客のきっぷを拝見して回っていました。なかなかのチームワークです。
きっぷを購入し、銚子駅でいったん出場を願い出るとそのまま通れました。さすがにJR側も認知は普通にあるようです。

外川駅の風景

外川駅

外川駅。開業時の駅舎がそのまま使われています。朝ドラの舞台にもなりました。

5/5の記事から続く)

外川駅は犬吠崖っぷちラインの終着駅です。駅舎は開業当時のまま修復しながら使用されていて、有人駅です。
かつてNHKの朝の連ドラ「澪つくし」の舞台として知られていましたが、さすがに古すぎてそのことを知っている人はそんなにいないと思います。
現在は外川駅につくと数分で折り返すやや忙しいダイヤになっており、なかなかゆっくりできないのは仕方ないでしょうか。

ただし、一本落とすと街歩きとかできます。

銚子外川の町並み|日本遺産ポータルサイト
日本遺産(Japan Heritage)ポータルサイト「構成文化財検索」ページです。ポータルサイトの銚子外川の町並みについてのページです。
外川駅に停車中の車両

駅舎は古いままですが列車は更新されています。また、トイレもきれいに改装されています。このあたりはさすが観光地。

外川駅はホーム1本で、入ってきた列車がそのまま折り返していきます。滞在時間数分ですが、小さな駅なので、駅舎撮影や列車撮影などは十分可能。ただし、外川駅でのきっぷ購入はちょっと厳しいかもしれません。同好の士が行列作っていることもあるので・・・

銚子駅到着

銚子駅到着。連絡きっぷもっている場合はそのままJR線に乗ることが可能です。またSuicaリーダーが銚子電鉄とJRホームの間にあり、タッチすればそこからJR線乗車が可能です。

行きはいったりきたり、あるいは歩いたりとしてましたが、帰りは一気に銚子駅に戻ります。かつて山にアタックしていた電車は銚子の街中をゴトゴトと走り、20分ほどで銚子駅に到着しました。
銚子駅ホームはJR線ホームの先端にあり、外に出なくてもそのまま乗り換えが可能です。

駅弁につけられた「きっぷ」

銚子から外川ゆき

銚子から外川ゆき乗車券。ただし金額記載がないから正確には乗車「票」でしょうか。

数回にわたって銚子電鉄のきっぷを紹介してきましたが、最後に変わり種を。
銚子から外川行きのきっぷです。ただし、ちょっと形態が妙です。
「銚子電鉄・淡路屋 相互乗り入れ記念」とあり、金額の記載はありません。また、「優待」の文字が入っています。

このきっぷ?は4/19に銚子駅で販売されていた淡路屋「銚子電鉄相互乗り入れひっぱりだこ飯」についていたものです。

五感で楽しめる駅弁「相互乗り入れひっぱりだこ飯」誕生。ぬれ煎餅製造の銚子電鉄と蛸壺屋を名乗る駅弁屋の淡路屋が、皆様を我々の世界にひっぱりこみます!6/22発売開始! 銚子電気鉄道株式会社
皆様に「この町に銚電があってよかった。銚電ありがとう!」と言ってもらえる、そんな会社になるために、鉄道事業と名物「奇跡のぬれ煎餅」販売で、どんな逆境にも絶対にあきらめることなく奮闘を続ける鉄道会社。
相互乗り入れひっぱりだこ飯

銚子駅で売られてた「相互乗り入れひっぱりだこ飯」、神戸が地盤の淡路屋が東京に工場持ってたのはちょっとびっくり。
この日は銚子駅の一角で淡路屋の各種駅弁が売られていました。

「銚子電鉄相互乗り入れひっぱりだこ飯」の懸け紙にはタコがいますが、そのタコが銚子電鉄の旧型車両デハ801に引き込まれているスタイルです。容器はいつものひっぱりだこ飯ですが、色合いがデハ801と全く同じにするというこだわりぶり。
調整元を見るといつもの淡路屋ですが「東京工場」なんて初めてみました。多分駅弁屋「祭」などに出荷するための工場なんでしょうが、京阪神および北近畿の駅弁界を制圧しつつある淡路屋が東京に工場を持ってたのは少しびっくり。お値段は1480円です。

包み紙を開けたところ

包み紙を開けると、さっそく銚子~外川の乗車券がでてきました。このきっぷは実使用可能です。日付の記載がないということはいつ使ってもいいのかな。

包み紙を開けると、きっぷがついてきました。銚子から外川行きのきっぷで実使用可能です。一応当日限り有効とあるのですが、肝心のきっぷに日付の記載がないのでいつ使っても問題なさそうな雰囲気。大手民鉄の片道1回乗車可能な株主優待みたいな扱いなのでしょう。

中身

中身はタコ飯に銚子産のイワシの甘露煮、イワシのつみれといった銚子の名物が入っています。さらに食べ進めると・・・

中身は通常のタコ飯にイワシの甘露煮、イワシのつみれが入っており、少しイメージが違います。食べ進めていくと、容器の底のほうになんと醤油味のぬれ煎餅が。ぬれ煎餅入りとは書いてあったものの、細かく砕いたわけではなくまるのまま入っているのには驚きです。
そして醤油味のぬれ煎餅がタコ飯にあうというのは新発見。(多分そのように作ったのだろうけど。)

(5/9の記事に続く)

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