銚子電鉄犬吠崖っぷちライン「笠上黒生駅」入場券・他

笠上黒生駅入場券です

銚子電鉄「犬吠崖っぷちライン」の有人駅である「笠上黒生駅」の入場券です。読み方は「かさがみくろはえ」ですが、なんとなく語感が「かみのけくろはえ」のようにも見え、車内放送でも「かさがみくろはえ、かみのけくろはえでございます。」とちょっとしたシャレ?を効かせています。

実際駅舎を見ると、

駅舎

駅舎。もっとも駅舎の駅名標は「髪毛黒生」になってます・・・

駅舎の駅名標が「髪毛黒生」。。。
なんかこっちが本当の名称のようにも見えてきます。

さて、有人駅では通常の硬券乗車券のほか、銚子駅への「上り調子乗車券」を販売しています。

上り銚子乗車券

上り銚子を「上り調子」にひっかけた縁起ものの乗車券です。バックの文字は何種類かありますが、駅によって異なります。

銚子電鉄は外川行きが「下り」、銚子行きが「上り」となりますが、この「上り」と銚子をひっかけて銚子行きの乗車券を「上り調子」乗車券として販売しています。
きっぷにはバックに文字が描かれており、まるでお守りのよう。もちろん実使用も可能ですが、使ってしまうとなんだか運が逃げそうだったので、ここはきれいなままにしておきました。
しかし、硬券の地紋、地色はいったい何種類あるのだろうか。

列車交換の姿

交換風景

笠上黒生駅での列車交換風景。
丸いわっかがついたスタフを駅員が列車の乗務員に渡しています。このため、笠上黒生駅は終日有人扱いです。

5/1の記事から続く)

笠上黒生駅は、銚子電鉄で唯一列車交換が可能な駅となっています。そして列車の衝突などを防ぐ閉塞方式が今や全国的にも貴重な非自動閉塞。仲ノ町~笠上黒生間が票券閉塞、笠上黒生~外川間がスタフ閉塞となっています。
本来は票券閉塞とスタフ閉塞は違う安全システムなのですが、今の銚子電鉄は続行運転がないため、票券閉塞もスタフ閉塞も同じような使われ方をしているようで、基本的にスタフ・通票を笠上黒生駅で交換し、持っている列車のみ進入できるようになっています。
この保安作業のため、笠上黒生駅は常時駅員が常駐しています。

笠上黒生駅は駅員が一人しかおらず、列車入線時はこの保安業務のため、きっぷの発売は中止します。列車交換でしばらく停車する列車もありいかにもその間にきっぷが買えそうですが、駅員は保安業務を行っているためきっぷの購入はできません。必ず下車しましょう。

わんこ

駅ホームにいるわんこ。

もっとも列車が発車すると、のどかな時間が流れます。
駅ホームにはわんこがひなたぼっこ中。

さて、時間が余ったので、隣の本銚子駅まで歩くことに。歩くこと15分。うっそうと茂った森の中?に本銚子駅はありました。

本銚子でほんちょうし

本銚子駅

本銚子駅。かつては駅員がいたのでしょうか。茂みの中に駅があります。

本銚子駅は「もとちょうし」と呼びます。もっとも「ほんちょうし」とも読め、「本調子」とひっかけて縁起物きっぷに使われることがあります。
もっとも駅自体はれんが造りの無人駅で、この部分の路線は土地を掘割しているため、周りは茂みだらけという、どちらかというと住宅地を走る銚子電鉄ではやや不思議な感じの駅でしょうか。

外川方面

本銚子から外川方面を見る。なんか廃線跡のようにも見えますが、れっきとした現役路線です(笑)

駅から外川方面を見ると線路が落ち葉などで埋まっており、また茂みが線路に張り出しているなど、なんか廃線跡のような雰囲気ですが、ちゃんと現役の路線です。(笑)
またこの区間は木の枝などがばしばし車体に当たります。窓は開けないように。

本銚子駅は無人なので、車内できっぷを買うことに。なお、車内券は車掌がいる列車に限りますが、土休日のデータタイムはたいてい車掌はいたような気がします。

車内券

銚子電鉄の車内で発売される車内券。持ち帰り申告するとペンで「済」と書かれます。

車掌からきっぷを購入。
もちろん機械化券は存在せず、金額を記載したチケットをもぎって販売するスタイル。多分駅名や日付などをペンでチェックを入れるのだと思いますが省略して渡されました。まあそこまでする時間がないほど車内が混んでいるというのもありますが・・・

本銚子から外川まで300円。外川駅で車掌に持ち帰りを申告したら、きっぷの左上にペンで「済」と書かれて渡されました。
基本的に銚子電鉄はきっぷの持ち帰りはOKのようなので、記念になると思います。

5/5の記事に続く)

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