成東から銚子までの乗車券、および座席未指定の特急券です。座席未指定の特急券は本ブログでは初登場となります。
座席未指定券とはJR北海道、JR東日本にのみある制度で、主に全車指定席の特定の在来線特急などで発売され、「空いていれば着席可」の特急券となります。座席や列車は指定されないため、自由席特急券に近いですが、仲間としては(指定席)特急券の一種とされています。
価格は通常の特急料金と同額。列車が選べる半面、座席確保が確定できないのはデメリットになりますね。
なお、あくまでも特急券の一部としての販売なので、座席指定は無料で行うことができます。
座席未指定券はえきねっとでは販売されず、駅の指定席券売機、およびみどりの窓口でのみ販売となっています。立席特急券もそうですが、えきねっとはこういう座席未指定券など座席無指定の特急券は徹底して売らないようになっていますが、これは何か理由でもあるのだろうか。事前に購入だけしてあとで座席指定する需要もあると思うんだけどなあ。
正直な話、列車名が出てこない、さらに安くないのに座席が確定できない座席未指定券についてはあまり食指が動かず、今まであまり手を出さなかったのですが、今回はさすがに空いてるだろうと当日成東駅で購入しました。なのですが・・・・
にぎわう銚子
成東駅で待っていると入線してきたのがE259系の「しおさい3号」。以前はほぼ「成田エクスプレス」専用でしたが、もともと運転本数に比べて車両数が多かったのと、運用の見直しにより「しおさい」にも投入されるようになりました。
「成田エクスプレス」は12両ですが、「しおさい」は6両です。
側面は号車と行き先が一体化したLEDタイプ。
車内に入ると・・・混んでるじゃん・・・
房総特急は通勤時を除いてガラガラのイメージがあったので、空席を探すのに困るぐらいの混雑にはちょっとびっくり。
それでも成東で降りた客の席を確保しました。
E259系電車はもともとは成田エクスプレス用として登場した車両で、その特殊性から体格の大きい外国人にも広々な1020mmのシートピッチ(JR東日本標準は960mm)、全席コンセント、WiFi装備の豪華版。荷だな下には空調もあります。
今でこそこれらの設備は当たり前になりつつありますが、17年前の2009年登場当時は、これらの設備はかなり驚きを持って受け入れられました。
特に車内WiFiと全席コンセントはこのE259がほぼ最初ではないかと思います。
登場して10年以上一部の臨時列車に使用される以外はほぼN’EX専用でしたが、現在は「しおさい」にも運用されています。
E259系は6両編成22本ありますが、そのうち18本しか「成田エクスプレス」に使っておらず、余り気味でしたので「しおさい」に入るのは時間の問題だったともいえるでしょうか。
E259系の特徴の一つでもある車内案内ディスプレイ。座っても見やすいように複数個設置されています。成田エクスプレスでは、画面上部に「N’EX」のかっちょいいロゴが入っていますが、「しおさい」には入っておらず、やや無味乾燥なところも。
しかし、「しおさい」へのE259系投入は大幅なグレードアップになったのではないでしょうか。
「しおさい3号は」定刻に銚子着。大半の乗客は銚子まで乗り通していました。
さて、銚子駅ではホームで太鼓のお出迎え。さらにゆるキャラが2体。たしか緑が銚子市のゆるキャラ「ちょーぴー」で、白が・・・だれだっけ?
白はJR東日本千葉支社のマスコットキャラ、「駅長犬」です。
さて、この日は銚子駅で「鉄道まつり in 銚子」が開催されていました。

特急「しおさい」は1975年運行開始。今年はその50年目ということで、鉄道まつりは「しおさい」運行50周年イベントの一環としても行われ、駅舎内ではパネル展が開かれていたほか「しおさい」グッズなどが売られていました。
その他軌陸車の乗車体験や駅弁の販売、銚子電鉄グッズなども売られていました。
このあと銚子電鉄に乗るわけですが・・
(5/1の記事に続く)
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