「うずしお1号」の特急券です。eチケットレス特急券利用です。うずしおは主に2700系、2600系で運転されていますが、2015年3月ダイヤ改正までは1往復のみ185系気動車による運行がありました。かつては「うずしお5号」「うずしお9号」だったりしたのですが、2024年からは「うずしお1号」になったようです。
なお、高松運転所所属だったため、送り込み回送兼ねたものと思われます。
この「うずしお」は1988年に従来の急行「阿波」を格上げして登場した特急ですが、登場時からこのキハ185が使用されており、以来37年間「うずしお」で使い続けられましたが、2025年についに撤退となっています。
美しい絵入りヘッドマーク
朝7時頃の板野駅はまだ朝の通勤・通学時間帯にしては早めの時間。それでもちらほらと人が集まりだしており、1日が始まろうとしていました。
板野駅は徳島方面からの区間列車の折り返し駅となっており、ここから北は香川県との県境区間に入って山越えとなるため、普通列車での流動は極端に減って5.5往復しかなく、6時36分の次は13時1分まで普通列車はありません。牟岐線阿南以南より本数が少なく、特に青春18きっぷなどで隠れた難所となっています。
板野駅では通勤・通学対応の徳島行き普通列車が発車待ち中。JR四国でも絶滅危惧種となったキハ47です。もっとも2025年度から新型のハイブリッド型気動車の導入が発表されており、増備の際にはおそらく廃車となるでしょう。

現在は高徳線・牟岐線の高松~阿南、および鳴門線で使用されているようですが、試し乗りはお早目に。
2025年現在、JR四国で稼働中のキハ40・47は、全国のJRで唯一エンジンの換装を行っておらず国鉄形のDMF15HSAのままで、重く、のろい普通列車の旅を楽しめ(ん?)ます。
定刻に「うずしお1号」が板野駅に到着。徳島への通勤のためか何人か乗る人がいます。JR四国のキハ185は少数派となったイラスト入りヘッドマークが現存。
キハ185の「うずしお」は緑地に青の渦潮を描いたデザインとなっています。
かつて存在した2000系/N2000系の「うずしお」は赤地だったので、好対照でした。

板野から高松までは20分ほど。1号車の半分が指定席になっていましたが、早朝だからか指定席もそれほど乗っておらず徳島の市街地を快走。
途中勝瑞にのみ停車し、定刻に徳島駅に到着しました。
徳島に到着した「うずしお」。写真を見て気づいたのですが、後ろよりの2号車は旧国鉄色車両でしたね。写真撮っておけば良かった(笑)
(3/18の記事に続く)
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