東京から新宿、立川を経由して青梅に向かう特急「おうめ1号」の特急券です。平日の夕方のみ運行の完全な「帰宅用の通勤特急」の扱いとなっています。
以前、特急「はちおうじ」を紹介しましたが、今回は八王子行きではなく青梅行きです。

「はちおうじ3号」は12両編成とかなり余裕がありましたが、こちらは9両とやや短め。両方ともE353系電車による運行です。「はちおうじ3号」より時間帯がよく、そして両数も短いので、窓側だけでなく通路側もそれなりに埋まり、自分の座席の隣も埋まりました。
中央線快速へのグリーン車投入が進んでいます。3月のダイヤ改正までは普通車扱いのため、東京駅ではグリーン車の乗車位置の部分に長蛇の列ができていました。
グリーン席の折り返し乗車を防ぐためか、東京駅でいったん全員をおろした後に改めて乗車の取り扱いをする措置が行われていますが、潜り込もうとする人が後を絶たずそのたびに駅員が「ご乗車できません!」の絶叫が。
たまにグリーン車がない10両編成が来るとあからさまに不満げな人もいました(笑)
そんな中、回送電車で「おうめ1号」が東京駅入線。
乗車が済むとほどなく発車。新宿までノンストップですが、前の快速につかえるため、のろのろと走っていきます。
少し加速するとまたスピードダウンの繰り返し。まあ、通勤時間帯の特急なんてそんなものなんでみんななれたもの。
新宿でも大量乗車がありますが、相変わらずのノロノロ運転。ただし、三鷹と国分寺で先行する快速列車を追い越すときだけはぐんぐん加速しています。
それでももどかしい走りのまま立川駅に到着。ここで半分ぐらいの乗客が下車。
3分ほど立川で停車してここからは青梅線へ入ります。立川から西立川間は通称「青梅短絡線」を経由して中央線をまたいで西立川駅を通過。ここものろのろ運転ですがもうすっかり慣れました。
拝島に到着。ここでも数人がおります。ここでも2分ほど停車。
河辺で通勤客がほとんど下車。どうも青梅線の通勤客のメインは河辺のようです。河辺では対向列車待ち合わせ?のため4分弱停車。
東京行きが入線するとほぼ同時ぐらいに「おうめ1号」は発車。次の東青梅手前で単線となり、そのまま青梅駅に到着しました。
かつては東青梅まで複線でしたが、グリーン車挿入に伴う12両化で東青梅駅が踏切に囲まれた形で延伸ができず、やむなく東青梅手前で単線化することでホーム延伸ができたという事情があります。このため、このように河辺で時間調整する列車が登場しています。
青梅に到着すると、回送列車として東京に引き上げていきました。このあと東京まで回送したあと「かいじ57号」として甲府に向かいます。
中央線グリーン車初乗車。
さて、青梅からの帰りは二階建てグリーン車にしましょうか。
中央線快速のグリーン車は3/15のダイヤ改正までは普通車として「おためし乗車」ができるようになっています。その代わり、前述の「はちおうじ」「おうめ」が3/14限りで廃止となるわけですが・・・。
第一印象は2階建てなのに両開きドア。これは初めてなんだそうですが、なんかデジャヴが・・・
そう、常磐線で活躍していた415系クハ415-1901です。これが2階建て2ドア両開きでしたが、最初に中央線グリーン車を見たときにこの車両を思い出したのは相当思い入れがあったのでしょうか(笑)
ドアにはこのようなステッカーが。お試し期間ということでグリーン料金なしで利用できます。ただし、一部の機能は使用できません。
2階席は、他の2階建てグリーン車と同様の仕組み。ただしコンセントがつけられたのは大きく、スマホ充電とかで重宝しそう。一方でやはり大荷物を持ち込むと置き場所に苦労しそうなので、この場合は平屋席を選ぶことになるでしょうか。
シートモケットはグレーとパープルというのは汚れが目立ちにくいからかな?
一階は座席は同じで、やはり大荷物の置き場所には困ります。平天井なのが特徴で人によってはやや圧迫感を感じるかも。
まあ、車体自体は今までの二階建てグリーン車と大差ありません。
さて、今までは特急「はちおうじ」「おうめ」などE353系が担っていた有料座席列車ですが、3/15のダイヤ改正で「はちおうじ」「おうめ」は廃止され、この2階建てグリーン車が登場します。
激変する中央線快速の運行について、3/17にいよいよダイヤ改正後、初の平日を迎えます。
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