亀の井バス「別府市内フリー乗車券(ミニ)」・他

別府市内1日乗車券

別府市を拠点としている亀の井バスの1日フリー乗車券です。別府市内中心部がフリーのミニ(1100円)と、湯布院などももエリアに含めたワイド(1800円)がありますが、基本的にはミニで十分かな。湯布院も一緒にバスで欲張るとタイムオーバーになりそうなので、ワイドを使うなら2日用(2800円)がいいでしょう。また、ミニの1日用のみ学生向けもあり、学生証提示で1100円→900円となります。

元を取るには・・・と考えたのですが結構絶妙な設定。別府駅(別府駅・別府駅西口)からの片道運賃は下記のとおり

区間  片道運賃
鉄輪 390円~580円
明礬(温泉) 570円
別府ロープウェイ 500円
城島高原 650円

鉄輪は経由によって運賃が変わってきます。また、城島高原までなら観光快速「ゆふりん」も利用可能です。
しかし基本的に明礬温泉、城島高原方面に向かえば元は取れますが鉄輪往復ではちょっと無理。なので、基本的に2か所以上に向かうときに使うものと言えそうです。学生用は結構お得。

ネックは発売箇所。バス車中での販売はなく、別府駅前観光案内所(ワンダーコンパス別府)、北浜バスセンター、鉄輪バスセンター、由布院バスセンターなど。それほど難しくはないのですが、自分は北浜バスセンターで購入したのですが大分交通のバスセンターに行ってしまい、亀の井バスはあちらと言われてしまいました。(恥)
別府・鉄輪は亀の井バスのほか、大分交通のテリトリーでもあり、1日乗車券は大分交通は使えません。最近はバス運転手不足の影響で、バス会社を統合したり1日乗車券を共有したりと進んでますが、別府はまだまだ昔ながらの販売形態のようです。

暑い日はどうしようか?

明礬温泉

明礬温泉の眺め。手前の無料の温泉は改装中。

別府といえば温泉、そして鉄輪といえば地獄めぐりですが、この日はもちろん猛暑日。地獄めぐりはマジで地獄の暑さになりそうなのでパス。じゃあ温泉・・・といっても別府の温泉はどこもあっちっち。

正直温泉はぬる湯派の自分としては、実は別府はあまり相性がよくありません。ただ、まだ未湯の明礬温泉は行きたかったので、これ幸いと行ってみます。
APU行きバスに乗り、鉄輪も過ぎて約30分ほどで明礬温泉へ。目的地は明礬湯の里です。

明礬湯の里の家族湯

明礬・湯の里の家族風呂。藁ぶき屋根で、かけ流しの明礬泉が注がれています。

ここでは貸切の家族風呂があり、1時間2000円で入れます。予約制ではないのではやいもの勝ち。というわけで店舗のオープン直後に入りました。

貸切なので多少ぬるくしてもおこられません。ということで、水を加えてややぬるめにしてどぼん。とはいってもやっぱり汗は吹き出します。
硫化水素のにおい(いわゆる腐ったたまごのにおい)は弱めで、浴感もややぬるぬるな感じ。人によってはうすいと言われるかもしれません。

それでも1時間ぎりぎりまで温泉でぼーっとして、上がったあとのキンキンに冷えたビールは最高の瞬間です。

いったん鉄輪に戻り、鉄輪から「ゆふりん」で別府ロープウェイに向かいます。

山の上の天国

別府ロープウェイチケット。

別府ロープウェイのチケット。

別府の街並みを一望できる「別府ロープウェイ」は「ゆふりん」で別府ロープウェイ前下車。途中由布院に抜ける山道に入り、右へ左へヘアピンをまがりながら到着します。
往復1800円。JAFの会員だったので100円引きの1700円。それほど混んではおらず、10人ほど乗せて山頂に上がります。

ロープウェイ

ロープウェイは下から眺めるとなかなかの迫力。ちゃんと車両の底にも「別府ロープウェイ」の文字が。

ロープウェイは一般的な交走式。2基のゴンドラが交互に上がったり降りたりするタイプです。山麓駅は「別府高原駅」と呼ばれていますが、高原というより山中にあるイメージが(笑)温度計を見ると30度ちょいで、別府市街地より多少マシなようです。

ゴンドラに乗車し発車。今日は山上は霧が多いので展望は期待できないとのこと。

途中の展望

ロープウェイからの眺め。別府市街が一望できますがさらに上がると雲の中へ。

でもロープウェイの途中からは別府市街が一望でき、霞んでいますが別府湾も見られます。そして雲の中へ。
終点の鶴見山上駅は雲の中でした。降りた瞬間、「寒い!」

山頂駅周辺

山頂駅周辺は雲の中。駅すぐ近くにある巨大温度計は21度を示していました。

別府高原駅は標高500m。一方鶴見山上駅は標高1300m。標高差以上に雲の中というのが大きく、山上駅近くに設置された温度計は21度。半袖だと肌寒いぐらいの気温です。
さっきまで暑い暑いと騒いでたのに、山上では涼しいを通り越して寒い。いや、なかなかうまくいかないものですね。鶴見山頂も行ってみたけれど霧の中。
それでも、この天然のクーラーですっかり体はクールダウンしてしまいました。

九州焼酎館

九州焼酎館。大分芋焼酎を中心とした九州・沖縄の焼酎が売られています。沖縄の泡盛もあります。

山から下りて、バス停近くに「九州焼酎館」が。ここでは九州の芋焼酎を中心に九州・沖縄の焼酎が売られています。銘柄を決めて試飲もあり、ここで一杯。
お土産にここでのみ発売という芋焼酎「紅鶴見」を購入。帰宅して飲んでみると、かなりまろやかでぐいぐいいけそう・・・なのですが、アルコール分30度とストレートで飲むにはやや高め。ロックで飲むのがいいかな?

ややほろ酔い気分で別府駅に戻りました。

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