美瑛から富良野に向かう、「富良野・美瑛ノロッコ3号」指定席券です。2023年からJR北海道の快速列車の指定席料金は840円となっています。
座席はE席。これは2人がけのベンチシートになります。
かつてはフロア指定(FL)が必要で、JR北海道の駅でも沿線以外だと発券に苦労していましたが現在はフロア指定は解除され、E席を指定すれば必ずベンチシートになります。
富良野・美瑛ノロッコ号ではこのE席側が見どころが多く、あたり席です。一方釧路湿原ノロッコ号は釧路湿原とは反対側になるのでハズレ席だったりします。(なんで方転しないのでしょうか?)
なお、D席はなくABC席が3人掛けのボックスシートとなります。
えきねっとで購入時はABCE席が選べるので、ぜひ富良野・美瑛ノロッコではE席を狙ってみましょう。(2024年度運行分からチケットレスも開始する予定です。)
美瑛駅まではキハH100型の普通列車で移動し、美瑛からはいろいろノロッコ列車です。車内は5割ほどの乗り。その半数以上が外国人というのはもうすっかりおなじみの光景です。
ノロッコ号はだいたい50km/hぐらいで走りますが、意味もなく減速するとそれは見どころということになります。
美瑛を出るといきなりみどころが。通称「赤い屋根の家」付近です。この家は私有地なので当たり前ですが近寄ってはいけませんが、美瑛の観光パンフレットの定番として取り上げられています。
この付近はアップダウンがかなりきつく、このため富良野線では昔から強馬力の気動車が使われてきました。線路を見るとアップダウンがよくわかります。
アップダウンがなくなり、平坦になったと思ったら上富良野。ここでしばらく停車します。
ここで撮影タイム。
上富良野を出ると平坦な富良野盆地を走行。さすがに9月はラベンダーのラの字もありませんが、列車は淡々と進みます。ラベンダー畑駅に到着。ファーム富田の最寄り駅でここから徒歩7分ほど。駅から見えるので迷うことはないはず。
ラベンダー畑を見ると富良野に向けてラストスパート。
ラベンダー畑や畑作のイメージが強い富良野盆地ですが、富良野手前では田園風景も広がっています。民家が増えたと思ったら富良野駅到着です。
なお、乗車証明書は毎年図柄が異なり、往復でも図柄が違います。
年度の記載があるのでいつ乗ったのかすぐわかりますね。
この「富良野・美瑛ノロッコ号」ですが、車両の老朽化に伴い2025年度の運行で終了すると発表されています。ラストイヤーとなる来年はおそらく混雑が激化しそうなので、乗るのならば今年がおすすめかな。
コメント