2024年4月1日から富良野~新得間の廃止によって、滝川からの根室本線と、旭川からの富良野線両方の終着駅となった富良野駅の「北の大地の入場券」です。表面は富良野線を走る今は亡きキハ183になります。
おそらく札幌~富良野間の臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」の間合いを利用した臨時快速と思われますが、写真のチョイスがちょっとマニアックなのではないかな、と思ったり。
裏面は第4空知川橋梁を渡るキハ40ですね。滝川からの根室本線は、野花南から山越えをして富良野盆地に出るところで渡るのがこの橋梁になり、ここから平坦になります。
冬晴れの日は空気が澄んでいることもあって霧氷がかかった光景は凄く綺麗ですが、同時にすごく寒そうな気もします(笑)
なお、富良野駅から先は2024年4月1日以降は廃線になっています。過去の経験からしばらくはこの廃線区間の記載がある入場券になると思いますが、どこかの段階で富良野以遠の線路が消えたバージョンに切り替えられるものと思われます。
北海道のへその駅、そして駅そば
富良野駅は、2面2線のホームを持ちます。そのほか貨物列車の設定もあり、主に富良野で取れた農産物を札幌方面に運んでいます。
流石に富良野の中心駅だけあって観光客の姿がかなり多いですが、地元民をあまり見ない気がします。逆に言うと観光客で成り立っている駅ともいえ、今の富良野人気が続けば富良野駅も案外安泰・・・なのかもしれません。
ただし、今回廃止された根室本線富良野~新得間はともかく、富良野線も根室本線滝川~富良野間も、輸送密度2000人以下のいわゆる「JR北海道単独で維持できない路線」となっており、今後の観光客の状況によっては一気にピンチに陥るかもしれないです。
富良野駅の駅舎は北海道の拠点駅でよく見かけるタイプの中規模タイプの駅舎です。駅舎では駅そば屋が営業中。
北海道ではホームではなくこういう駅舎内に立ち食いそば屋を併設しているところが多いですが、廃線によってなくなったり(留萌、増毛、静内など)、駅舎改築で消滅したり(稚内、倶知安など)、あるいは立ち食いそば屋自体が店じまいしたり(五稜郭、滝川、深川、網走など)、経営者がお亡くなりになったり(遠軽、音威子府など)とここ15年ほどで急速に減ってしまいました。
特に寒い冬場にはこの暖かいそばがなんだか美味く感じられます。
現在このタイプの駅舎併設型の立ち食いそばがあるのは富良野のほか、新得、士別ぐらいでしょうか。そのほか札幌はホーム上で立ち食い蕎麦あり、旭川にも1階待合室そばに立ち食いそば屋があります。
価格はかけそばで370円。観光地化された富良野ですが、さすがに立ち食いそばはそこまではなっていないようです。
駅舎前にはへそ丸くんの像が。へそ祭りでは、お腹にボディペイントで顔を描いて街を踊り歩くユニークな祭りで、毎年7月下旬に行われています。
北海道の中心にあるから始まった祭りだそうですが、観光地でもありユニークなこともあってすっかり北海道の夏の風物詩になりました。
一度現地で見てみたいものの、祭りの時期の富良野は宿泊などあらゆるものの値段が上がるため、なかなか行けないんだよなあ。。。。
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