「仲ノ町->成東」銚子電鉄・JR連絡乗車券

「仲ノ町->成東」連絡乗車券

仲ノ町から銚子を経て、JR総武線の成東までの乗車券です。JRと民鉄の連絡乗車券は、SuicaなどICカードの普及に伴い急速に減らしていますが、銚子電鉄は2023年現在未だに健在です。
それどころかホームページに大々的に告知しています。

銚電の乗車券 発売中! 銚子電気鉄道株式会社
<各駅の発売時間(通信販売は行っておりません。各駅にてお買い求め下さい)> 仲ノ町、笠上黒生 5:30~2

どうみてもキップヲタホイホイな企画ですが、基本的に通販はやっておらず、現地で購入するしかありません。
これできっぷ購入と乗車で一石二鳥・・・なのでしょうね。

JRとの連絡乗車券は基本的に総武本線、成田線経由で千葉までの間で設定されており、軟券となります。千葉のみは駅名が印刷された常備軟券、それ以外の駅は駅名がスタンプないしは手書きの補充券となります。

今回のきっぷは両方ともスタンプで押されていました。

なつかしの電車たち

元京王の5000系

元京王の2010形車両です。ただし、いったん伊予鉄に譲渡してから銚子にやってきました。

12/20の記事の続き)

クリーム色に赤帯というと、なんとなく京王5000形を彷彿とさせる車両ですが、実際は元京王2010系で、伊予鉄で活躍したのちにこちらにやってきたものです。こちらは現在も塗装変更を受けて活躍中。
写真の左手奥に小さな機関車がありますが、こちらは日本で最小クラスの機関車デキ3形で、生まれは大正時代の骨董品。一応車籍はあるようですが、基本的に走ることはありません。

1000形。銀座線色

1000形。元営団地下鉄(現・東京メトロ)の2000形。こちらは銀座線用として黄色一色に塗られました。

2014年当時は営団地下鉄(現・東京メトロ)からの譲渡車が2両活躍していました。元銀座線・丸の内線用の2000形電車を転用したため、当時を彷彿とさせるため、1001車両は黄色の銀座線塗装です。

現在の銀座線の主力1000系も黄色ですね。

なお、この車両は2016年に引退しています。

1000形丸の内線色

こちらは丸の内線塗装に身を包んだ元営団2000形である1000系です。この日は運用に入っていました。なお車番の「2040」は営団時代の車番になります。

仲ノ町駅に入線した銚子行きは、元営団2000形の1000形車両ですが、先は銀座線色の黄色でしたがこちらが真っ赤な丸の内線塗装。
かつて東京の地下を走ってた車両が本州の東端で1両で走っていることになります。
この車両も2016年に引退しています。

2000形緑色

これも元京王2010形車両の伊予鉄経由の譲渡品。こちらは緑一色でした。

最後に登場したのが当時もう一編成あった2000形車両で、こちらは緑一色です。
お面が2枚窓と3枚窓があるのが特徴で、銚子電鉄最初の冷房車だけど、冷房つけると電圧低下を引き起こすということで走行中は冷房をつけられないといういわくつきの車両でもありました。(現在は冷房使用可能)
現在は緑一色から塗装変更を受けて最後の活躍をしています。(近日中に引退予定)

銚子電鉄の車両は現役車両が6両なので、2014年当時はこれがすべて。
ミニマムな鉄道は車両数もミニマムでした。
現在は元営団2000形車両の代わりに元京王3000系車両(これも伊予鉄経由)2両が加わり、やはり6両で運行されています。

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