大歩危妖怪トロッコ2号の指定席券です。大歩危峡の観光列車としては古くからトロッコ列車が運行しており、通常は「大歩危トロッコ」として運行されることが多かったですが、今回は「大歩危妖怪トロッコ」として「妖怪」を前面に押し出しています。
2009年から運転されており、主に紅葉のシーズンである11月に運行されていましたが、この年は春にも運転されていました。
妖怪というと水木しげる先生の影響で境港市が一歩抜け出した感はありますが、妖怪伝説自体は日本各地にあり、この大歩危も妖怪伝説として知られています。
児啼爺のふるさと
大歩危には100以上の怪異伝説があるとのことですが、ゲゲゲの鬼太郎にも出てくる児啼爺(こなきじじい)発祥の地でもあります。てなわけで大歩危駅には
こんな感じで児啼爺が待っていました。
大歩危駅は妖怪駅?となっており、駅では妖怪グッズなどを販売中。駅から徒歩15分の道の駅大歩危では、妖怪屋敷といったものもあったり、いつの間にか妖怪推しになってます。
しばらく待つとトロッコ列車が入線
客はだいたい半分ぐらいの乗り。自分のボックスは私一人で相席はなしです。
赤子淵の伝説って日本全国にあると思いますが、たいていは悲しいというかかわいそうな出来事ばかりで、調べてみてちょっと後悔。
ユーモラスな妖怪たち
通常大歩危トロッコの主役は当然ながら風を受けながら見る大歩危峡・小歩危峡です。
しかしこの日の主役は、車内を歩き回る妖怪たち。
手作り感満載の妖怪たちがそこかしこでウロウロしています(笑)
とは言っても怖いものではなく、どちらかというとユーモラスな感じ。まあリアルよりに寄せるとこどもが泣き出してしまいそうですのでちょっと難しいか。
インパクトという面では羽咋のサンダー君ほどではないのですが、そのボリュームに圧倒されます。この日は客もそれほど多くなかったので、各自思い思いに記念撮影をしていたりしていました。
乗車記念が配られたのですが気になったのがコレ。
中身は地元特産の茶葉を使った緑茶、ということで飲んでみると妖怪らしからぬさわやかな風味。
天ぷらとかにあいそうな感じです。
大歩危妖怪トロッコの運行は2014年までで、その後は「絶景!土讃線秘境トロッコ」として琴平~大歩危間で運行されたのち、現在は特急「四国まんなか千年ものがたり」として観光列車は継続されています。
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