「大雪2号」「ライラック22号」指定券です。旭川乗り継ぎになっています。
北海道LOVE!6日間周遊パスは、4回分まで座席指定が可能です。
しかし旭川で札幌方面から稚内・網走方面行きの特急に乗り継ぐ場合、乗り継いでも1回分としてカウントするルールがあり、今回はそのルールに従って発行しています。
1回分ですが、指定券は2枚発行されました。
なつかしささえ覚えるオンボロ座席
(11/23の記事の続き)
生田原からはグリーン車から普通車に移動します。もちろんこの指定券も北海道LOVE!6日間周遊パスの指定券として取得したものです。
指定された座席ですが、モケットやカーテンこそ変わっているものの、どう見ても国鉄末期に新製で登場したときのシートのまんまにしか見えません。
座席は、国鉄末期に登場したときのシートがそのまま使われているようです。同時期に登場したJR四国のキハ185系にも同系統の座席を装備した車両がいますが、明らかに使い込まれた座席で、座布団はクッションがヘタレてしまってます。そして足元に入った斜めに入った足置き、センターアームレストがないなど、今となっては骨董品ともいえる座席でしょう。
同じ「大雪」「オホーツク」でも自由席にはコンセント付、座席ピッチ拡大車両が入ることもあるので、指定席分料金を払って(フリーきっぷなので払っていませんが)この仕打ちというのは、乗客にとってはどうかな、と思ったり。
まあ、この車両ももう最後と思えば堪能しておきたい気もするので、自由席に移動はせず、このまま留まることにしました。(自由席がコンセント付ではなかった、というのもありますが。)
国鉄色グリーン車を見て
途中の丸瀬布でオホーツク1号と交換。ここには国鉄色のハイデッカーグリーン車が入っていました。
最初キハ183系の国鉄色復刻を発表したとき、てっきり編成丸ごと変えるのかと思ってたのですが、1両単位で編成を増やしたり減らしたりする気動車の特性上それは無理だったようで、2両のみの復刻に留まっています。
中途半端感は否めませんが、まあ写真に収められただけでもよしとしましょう。
丸瀬布はSLの森林列車「雨宮21号」で有名な「いこいの森」へのアクセス駅です。
もっとも「いこいの森」へはここからバス乗り継ぎになり、しかも1日3本しかないので、公共交通機関での訪問は難易度超高いですが・・・
コンセントの重要さ
実はこの日、宿を出発するときに充電をするのを忘れてしまい、スマホなどのバッテリーがかなりやばい状態になっていました。
「大雪2号」の自由席でコンセントがある車両だったら・・・の期待もむなしく、この日はコンセントはなし。最悪洗面台でもあったけど、景色見えないのでこれもなし。
正直精神衛生上よろしくありません。旅行中はできるときは充電しておくようにしておかないと(反省
さて、丸瀬布、白滝を過ぎるといよいよ北見峠越えです。バッテリーが心元ないので写真は撮れず。まあ何度も通ってますから改めて撮ることもないのですけど。
しかし何度通ってもよくこんなところに線路ひいたなあと思います。
上川を出ると平坦になり、高架となった旭川駅に到着しました。
旭川駅ではホーム反対側に「ライラック22号」がスタンバイ。
乗車前に改めてキハ183系を見て回ると、塗り直しの跡や塗装が剥げた跡など痛々しい姿が見られ。過酷な北の大地で走り続けたその代償とも言えるでしょうか。
さて、「ライラック」ですが同区間に「ライラック」「カムイ」とありますが、車両が違うので列車名を分けているようです。789系0番台使用が「ライラック」、789系1000番台使用が「カムイ」で、「ライラック」はグリーン車を連結しています。
石北本線や宗谷本線の特急に接続するのは「ライラック」に固定され、接続列車は指定席が増えて、乗り継ぎの長距離客に考慮されています。(通常1~2号車が指定席なのが、1~3号車に増える)
このため、今回の「大雪」に接続する列車も「ライラック」となりました。
この「ライラック」に使用される789系はもと八戸・青森~函館間の特急に使用された「スーパー白鳥」「つがる」が、北海道新幹線開通で失職してこちらに回ってきたものです。
「スーパー白鳥」等で使用されていたときはヘッドマークは幕式でしたが、どうやら「ライラック」になったときにLEDになったようです。ちょっと見づらい。
さて、「ライラック」の1号車は「スーパー白鳥」時代からかわらずグリーン車と普通車の合造となっています。そして、今回乗車した普通車にはコンセントが。
あらかじめコンセント狙いで1号車を指定したのですが、バッテリーが枯渇しかけてたスマホの充電に充てたのは言うまでもありません(笑)
座席自体はモケットの色こそ変わっていますが、「スーパー白鳥」時代から変わっていないように見えます。
バッテリーが干上がる心配という変な緊張から解放されると、立ちどころに爆睡してしまいました。
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