北近畿タンゴ鉄道「丹後あおまつ2号」乗車整理券

北近畿タンゴ鉄道のイベント列車「丹後あおまつ2号」の乗車整理券です。
あかまつ」「あおまつ」は昨年4月より運行されている観光列車で、「丹後あおまつ号」「丹後あかまつ号」の名称で運転されています。

昨年秋までは「丹後あおまつ号」が西舞鶴~宮津~福知山、「丹後あかまつ号」が西舞鶴~宮津~豊岡間で設定されており、基本的には「丹後あかまつ号」と「丹後あおまつ号」は1日交代で運転されるスケジュールになっていました。

赤い車体の「あかまつ」が指定席車両、青い車体の「あおまつ」が自由席車両の2両編成で組成されますが、指定席といっても座席は指定されず、席は基本的に早いもの勝ちの定員制となっています。

こちらが赤い車体の「あかまつ」。車体は在来車の面影を残していますが、赤いというか濃い赤?に塗られています。

こちらが自由席にあたる「あおまつ」。青というよりは濃紺といったイメージでしょうか。なお、自由席は特に特別料金は不要で乗車券のみで乗ることができます。

こちらが「あかまつ」の車内。2×1のシートに海向けのシート、そして本棚にソファーとなんだかどこかで見たことあるなあ、と思ったら、
指宿のたまて箱」でした。設計はやっぱり水戸岡鋭治。木をベースにした内装はすっかりおなじみとなりました。席の指定はないので基本的に早いもの勝ちです。

こちらは「あおまつ」車内。完全に観光仕様の「あかまつ」とは異なり、こちらは地元利用もあるので、水戸岡色を出しつつも、2人がけ、4人がけシートを組み合わせた形になっています。

さて、今回乗車の「丹後あおまつ2号」は、西舞鶴~宮津~福知山と結びます。
西舞鶴を6割ぐらいの乗車率で発車。
西舞鶴を出た列車の最初のハイライトシーンはやはり由良川橋梁でしょうか。
「海の上を走る」のキャッチフレーズはよく言われますが、確かにこの写真だけ見るとそう見えるかも。

そして栗田付近の海岸線も非常にきれいです。
「丹後あおまつ号」「丹後あかまつ号」では、このようなビュー区間は徐行して走行します。

宮津駅で大半の観光客が下車し、「あかまつ」車内は数人になってしまいました。
自由席車の「あおまつ」は学生などを中心に半分ぐらい乗っています。
宮津から先は正直あまり見るものもないので、車内販売を物色。
「あかまつ」車内には小さなカウンターがあり、地元の物産品などを売っています。

そんな中に丹後ビールがあったので、一本購入。お勧めのスモーキーです。
スモーキーは麦芽の燻製の香りがそのまま入った黒ビールで、香りからしてなんだか燻製の香りがします。
口当たりは結構すっきりしているのですが、そのまま口に含むと口の中でなんかビーフジャーキーを食べているような感覚が。
不思議な感覚です。

途中の大江では、台風18号で氾濫したばかりの由良川の被害の爪あとが、そこかしこに残っていました。

さて、この「あおまつ」「あかまつ」ですが、2013年秋から運行形態が変わっています。「あおまつ」は西舞鶴~宮津~福知山、福知山~天橋立間を中心に「丹後あおまつ号」(全車自由席)として毎日運転されるようになりました。
「あかまつ」は西舞鶴~豊岡間の「丹後あかまつ号」(あかまつは指定席、自由席のコミューター車1両連結)として毎日運転されるようになりました。

このため「あかまつ」「あおまつ」の2両運転が廃止になると同時に、全車自由席化されたため、「丹後あおまつ号」の乗車整理券も廃止になっています。

北近畿タンゴ鉄道では「あかまつ」「あおまつ」に続いて「くろまつ」を今年の5/25にデビューさせます。
今度は地元の名産品やスイーツを車内で召し上がる「グルメ列車」として運行するそうで、最近はやりの「車内グルメ」ブームに乗ることができるのでしょうか。

 

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